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自民党選対委員長・古屋圭司議員に要望書を提出しました

花瑛塾は自民党・古屋圭司衆議院議員に対し、沖縄への差別を内包するSNS上の発言と、その後の記者団の質問に対する発言の撤回などを求める要望書を提出しました。

古屋議員は沖縄県うるま市長選に関連し、現職候補と戦っている女性新人候補の学校給食無料の政策について、「何でも反対」、「無責任」、「詐欺行為にも等しい沖縄特有のいつもの戦術」などとSNS上で発言しました。

これに関する記者団の質問に対し、古屋議員は「事実を申し上げた」、「最高裁判決に従っていただけない現実もある」などと述べ、発言を訂正・撤回しませんでした。

政策論争を交わすのは大いにやるべきことですが、古屋議員のSNS上の発言は、記者団に述べた「最高裁判決」(辺野古崎公有水面埋立承認取り消しに関する違法確認訴訟の最高裁判決)の言葉通り、辺野古新基地問題など沖縄基地問題を念頭に入れたものと思われます。

その上で「詐欺行為に等しい」との文言を考えると、古屋議員の発言は「沖縄は基地反対の取り組みを金銭目当てでやっている」との印象を多くの人に与えても仕方ありません。

さらに「沖縄特有」、「いつもの戦術」という文言も根拠が不明であり、ある種の侮蔑と差別意識を内包した発言と見られても仕方ありません。

さらに、女性新人候補の学校給食無料政策は、財源的根拠もあり、現実に沖縄県の他の市町村が実施していることでもあります。さらに自民党系の他市長も学校給食無料を選挙公約としており、そうした観点からも古屋議員の発言は問題があるといわざるをえません。