未分類

花瑛塾亜細亜倶楽部バンコク訪問

花瑛塾亜細亜倶楽部は5月11日から13日までタイ王国バンコクを訪問し、昨秋崩御されたプミポン前国王に哀悼の意を表しました。

花瑛塾は既に昨秋のプミポン前国王の崩御にあたり、在日タイ大使館にて弔意の記帳をしましたが、本年3月の天皇・皇后両陛下のタイ弔問をうけて、改めて王宮を弔問しました。王宮には前国王陛下の御遺体が安置されているとのことで、喪服を着た市民が多数弔問しておりました。市内各地にもいまだ前国王の記帳場が多数あり、人々が前国王を偲んでいました。

弔問後、ワットポーとワットアルンを訪れました。ワットポーはバンコクで一番由緒ある仏寺で、巨大な黄金の涅槃仏が見事でした。また境内の仏塔や仏像なども美しく、目を奪われました。

さらにチャオプラヤ川を挟み、ワットアルンの荘厳な甍が聳えています。ワットアルンは「暁の寺」と呼ばれ、三島由紀夫『豊饒の海』第3巻「暁の寺」の舞台となった寺院です。仏塔は修復中でしたが、こちらも美しい仏教美術が光り輝いていました。

現在のタイは軍によるクーデターが発生し、軍政が敷かれています。憲法も停止され、もちろん議会も開かれていません。王室や軍政やこれに関連するタイ経済界など複雑な政治情勢がタイにはありますが、人々はそのようなことを気にせず躍動していました。

逼塞する日本と躍動するアジア。考えるべきことは多いと思います。