花瑛塾第9次沖縄派遣団

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花瑛塾第9次沖縄派遣団は11日、沖縄県東村・国頭村に位置する北部訓練場(キャンプ・ゴンザルベス)メインゲート前にて、7月1日より再開されたヘリパッドおよび進入路など関連施設工事の再開と、これによる北部訓練場はもちろん在沖米軍全体の基地機能強化の危険性を訴えました。

この日の北部訓練場の上空では、14時3分頃、米軍機MV-22オスプレイが飛行し、離発着を繰り返していました。報道によると、本日のMV-22オスプレイの飛行・離発着は、昨年新たに建設された北部訓練場N1地区およびH地区ヘリパッドでの初の離着陸訓練とのことです。

V-22オスプレイはティルトローター式回転翼を有する垂直離着陸が可能な航空機ですが、試作・配備にあたって重大事故を起こしたことから「未亡人量産機」とも揶揄されました。その危険性と巨額の開発費用や開発の遅れにより米軍は開発・配備を中断しましたが、製造元の軍需産業の意向により復活したといわれており、V-22オスプレイは軍事的要請に基づく航空機ではなく、「政治的兵器」ともいえます。

現在建設中の辺野古新基地では在沖米海兵隊MV-22オスプレイの配備が予定されています。そして至近の北部訓練場ではV-22オスプレイ用ヘリパッドが建設され、V-22オスプレイを用いた演習が予想されています。V-22オスプレイの騒音や墜落の危険などにより、付近住民はじめ沖縄の人々の暮らしは大打撃を受けます。さらに下降気流や排熱により、やんばるの森が「干上がる」ともいわれ、希少生物にも深刻な負荷を与えることになります。

日本政府は90年代には米軍によるV-22オスプレイ沖縄配備計画を把握していましたが、ごく最近まで公表せず、隠し続けました。政府は辺野古新基地建設も北部訓練場ヘリパッド建設も「基地負担軽減」につながるといいますが、「基地負担」そのものであるV-22オスプレイの配備を受け入れ、国民に公表しないといった姿勢を見れば、政府のいう「基地負担軽減」などデタラメそのものといえます。

「V-22オスプレイの配備は尖閣諸島有事をはじめ中国の軍事的伸長への抑止力となる」といった議論が散見されますが、「中国脅威」論なるものがリアリティあるものかどうかは別の議論として、V-22オスプレイは機体が小さいため兵員を大量に運ぶことはできず、さらに車輛を積み込むこともできず、「抑止力」にはつながりません。

宮古民謡「豊年の歌」は人々の豊かな暮らしへの願いを謳っておりますが、いままさに新基地建設・基地機能強化により、そうした人々の願いが踏みにじられており、強い憤りを覚えます。

その後、辺野古・高江・普天間での新基地建設反対・基地撤去・県外移設など沖縄の闘いの歴史を学びました。