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魂魄の塔(沖縄県糸満市)参拝

魂魄の塔(沖縄県糸満市)を訪れました。

魂魄の塔は戦後の沖縄で最初に建立された慰霊碑です。戦後、付近住民を中心に沖縄戦犠牲者の遺骨収容が始まり、収骨された遺骨がこの場所に集められ葬られました。後に葬られた遺骨の周りに石垣が組まれ、現在の姿となりました。

魂魄の塔の周囲には、「ひろしまの塔」「愛媛之塔」など北海道から鹿児島まで沖縄戦で犠牲となった各都道府県出身者の慰霊碑が建立されています。ただし「沖縄の塔」といったものはなく、この魂魄の塔がいわば「沖縄の塔」といえます。

とはいえ、「魂魄の塔」に収容された遺骨は、軍人と非戦闘員、日本人と朝鮮半島出身者、日本兵と米兵、沖縄県民と他都道府県出身者といった区別なく遺骨が収容された経緯があり、ある意味では沖縄戦におけるすべての犠牲者を慰霊する塔であり、平和を祈念する碑といえます。