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平成29年9月6日 関東大震災「福田村事件」慰霊・追悼

「関東大震災福田村事件犠牲者追悼慰霊碑」(千葉県野田市)に献花をし、慰霊のまことを捧げました。

1923年9月1日の関東震災発生から5日後の9月6日、同地で香川県出身の行商人らとその家族15人が自警団に襲われ、幼児や妊婦を含む9人が虐殺されました。いわゆる「福田村事件」です。

震災発生直後より「朝鮮人が放火をしている」「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」などといった民族差別に基づくデマが飛び交い、各地で結成された自警団が片っ端から誰何尋問を行い、自警団そして軍や警察によって朝鮮人や中国人あるいは社会主義者が虐殺されたことは歴史的な事実です。

福田村事件の背景にも震災時の民族差別デマが存在したことはいうまでもありません。さらに被害を受けた行商人らが被差別部落出身者のため、事後の救済もほとんとされず、事件を起こした自警団の首謀者らも早々に釈放されたといわれています。