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平成29年10月24日 第43回乃木神社管絃祭「雅楽道友会発足50周年記念奉納舞楽」

 第43回乃木神社管絃祭「雅楽道友会発足50周年記念奉納舞楽」を鑑賞しました。

 元宮内庁楽部楽師・薗廣教氏を中心に結成された雅楽道友会は今年で結成50年を迎え、この日の奉納舞楽となりました。

 そもそも雅楽は中国や朝鮮半島などアジアの音楽や舞踏が日本に伝播し、独自に発展した宮廷文化・古典舞踊であり、特に今日の演目であった「春鶯囀」「進走禿」「蘇莫者」「陪臚」などの演目は、中国はもちろん、インドや中央アジアの影響が大きく、日本文化の基調に思いを致しました。

 なかでも、ソグド人といわれる中央アジアの遊牧民族の影響がある「進走禿」は、近世には途絶えた演目でしたが、このたび復活して披露されました。