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平成30年1月29日 花瑛塾行動隊街頭行動

 花瑛塾行動隊は29日、首相官邸前・自民党本部前・国会前・アメリカ大使館前にて、相次ぐアメリカ軍機の不時着や炎上・大破事故などについての国会質問に対し、松本文明前内閣府副大臣による「それで何人死んだんだ」との発言に象徴される、安倍政権の危機意識の欠如と沖縄への冷酷な姿勢に強く抗議しました。

 相次ぐアメリカ軍機の不時着や炎上・大破事故、あるいは窓枠落下事故は、犠牲者こそ出ていませんが、それはまったくの偶然であり、一歩間違えれば人身に関わる重大な事故です。さらにその背景には、市街地に立つ普天間飛行場の存在や航空安全に関する各種の日米合意から逸脱した飛行訓練が常態化しているアメリカ軍の無法とそれを追認する日本政府など、大きな問題が潜んでいます。

 沖縄県におけるアメリカ軍機の事故は、ここ最近急に目立って発生しているのではなく、戦後、一貫して発生し続けており、実際に沖縄県ではアメリカ軍機の事故により数多くの人が犠牲になっています。こうした悲劇を繰り返さないためにも、事故への根本的な対応が必要であるはずです。

米大使館前にて

 その後、支持率1%台となり何ら安倍政権の対抗軸となり得なかった「希望の党」に対し、徹底的な総括を要求しました。希望の党結党と総選挙への出馬は、結果として野党惨敗・与党大勝利をアシストしたわけであり、小池百合子都知事と民進党前代表・前原誠司氏は、一体何がしたかったのでしょうか。民進党から希望の党へ移った節操ない議員たちも含め、この現状の政治的責任をとるべきです。

 また、ロシア大使館前にて、ヤルタ密約という米ソが共謀し実行した1945年のソ連対日参戦と北方領土の侵略を糾弾しました。ヤルタ密約においてアメリカがソ連に北方領土の侵略を容認することにより対日参戦を教唆したことを知られていますが、さらにアメリカは対日参戦を企てるソ連に艦船を貸与し、アラスカに1万人以上のソ連兵を集めて軍事訓練を行うなど、ソ連対日参戦・領土侵略を積極的に支援したことが明らかとなっています。

来月7日は政府の定める「北方領土の日」であり、例年、北方領土返還の大会など各種の取り組みが行われております。ロシア政府に北方領土の返還を求めることは当然としても、ロシア(旧ソ連)を異常に敵視することはソ連対日参戦と領土侵略が米ソ共謀によって実行された事実を見失うことになり、危険です。