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平成30年1月29日 第121回縄文塾(第53回東京縄文塾)

 NPO法人三内丸山縄文発信の会による第121回縄文塾(第53回東京縄文塾)に参加しました。

 赤坂憲雄氏(学習院大学)を講師とし、「縄文と月の女神」とのテーマで縄文文化の解説を拝聴しました。赤坂氏は民俗学・日本思想史の分野で研究を進めており、主に東北地方を研究対象としています。「東北学」の提唱者としても知られ、特に東日本大震災以降は発言に大きな注目が集まっています。

 現在、三内丸山遺跡(青森県)をはじめとする北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録を推進する動きもあり、縄文文化そして東北学・北方史という視座の重要性を感じました。北方地域を新たに捉え直し日本史に位置づけることは、北方地域に責任を有する日ロ領国がアイヌの権利擁護などの視点も踏まえた新しい外交関係を構築することに必ずつながるはずです。