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Kaei Seminar「私が知った韓国・元日本軍「慰安婦」の女性たち―「慰安婦」問題が問う日本の民族主義─」

 25日、山口祐二郎さん(憂国我道会々長、フリーライター)をお迎えし、「私が知った韓国・元日本軍「慰安婦」の女性たち―「慰安婦」問題が問う日本の民族主義―」との演題で「Kaei Seminar」を開催しました。

 山口さんが「慰安婦」問題に関心を持った理由や、実際に韓国「ナヌムの家」を訪れ「慰安婦」とされた女性の方々と対面した際のエピソード、あるいはその際の山口さんの感情や「慰安婦」問題への認識の変化、そしていわゆる「河野談話」や日韓合意など、この問題に対する今後の日韓交渉などについて、山口さんのお考えをお伺いしました。

 「慰安婦」問題は歴史的な視点に立てば「最近」明るみとなった出来事であり、そこにおけるいわゆる「吉田証言」や「女子挺身隊」問題などは、歴史的事実の把握のなかで当然の“揺れ”であり、史実の確定に至るまでの混乱をもって「慰安婦」問題そのものを否定することはできません。

 むしろ「河野談話」以降に新しい史料が発見されるなど、この問題はきわめて新しく、現在進行形の問題といえます。そこにおいて実際に「慰安婦」とされた女性とお会いし、現在の心境と日本への思いを伺い、彼女たちの心に寄り添い、同時に関係当局に発信していく山口さんの行動は重要な意味があるのではないでしょうか。