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安田浩一「38歳、女性右翼活動家がアメリカと断固闘い続ける理由」( 講談社「現代ビジネス」)に花瑛塾が取り上げられました

 今日14日の講談社「現代ビジネス」にジャーナリスト安田浩一氏が花瑛塾を取り上げた「38歳、女性右翼活動家がアメリカと断固闘い続ける理由」との記事が掲載されました。

 今月19日発売予定の安田氏の新著『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)では、戦前の右翼の思想と系譜を確認しつつ、戦後の右翼運動史や保守・右派の思想的潮流、そして近年のネット右翼の跳梁が考察されているとのことであり、その一つとして花瑛塾の主張や運動が取り上げられ、今回「現代ビジネス」で紹介されたようです。

 安田氏は「サンデー毎日」2017年8月6日号に「密着取材 本土右翼が沖縄で『反基地運動』に奮戦中!」との記事で花瑛塾はじめ各右翼団体の沖縄米軍基地問題に関する主張や運動を取り上げていますが、今回の「現代ビジネス」記事や19日発売予定の安田氏の新著『「右翼」の戦後史』は、「サンデー毎日」記事を加筆した上で、「右翼とは一体なにか」という視点から議論を深める記事となっています。

 安田氏の記事でも触れられているように、花瑛塾は神道信仰・神道精神に基づき思想をし、行動を展開していますが、戦後神道界で大きな存在感と影響力を有した言論人・葦津珍彦は、「銃剣とブルトーザー」による米軍の土地の強制接収と固定化が行われ、これに反発する沖縄の人々による「島ぐるみ闘争」が高揚していた1950年代の沖縄の状況について

「十年前に、女も子供も手榴弾をもって死守抵抗した同胞たちが、今や再び起ち上がった。だが今度は身に寸鉄をおびずして、ただ精神のみによる抵抗を決意してゐる」

「かつての戦争では、沖縄の同胞を救援し得なかった日本政府も、今度こそは義務を果たすべきである。日本国民の人権を保護することは日本政府の当然の義務である」

と米軍の横暴に何もしえない日本政府を厳しく糾弾し、沖縄の苦しみと激しい怒り、そして徒手空拳で米軍に立ち向かった崇高な犠牲的精神に思いを寄せています。こうした葦津の沖縄観こそ、花瑛塾が学び継承を目指しているものであり、沖縄への蔑視・差別・デマが吹き荒れる現代において、沖縄に寄り添う本来の保守の沖縄観を知って欲しいと思います。

葦津珍彦「沖縄の同胞は起ち上がった」ー50年代沖縄「島ぐるみ闘争」と神道家の沖縄観