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平成30年11月19日 御幸森天神宮、彌栄神社(大阪市生野区)参拝

 大阪市生野区の生野コリアンタウンの中の旧猪飼野地区に鎮座する御幸森天神宮を参拝しました。同社の御祭神は仁徳天皇、少彦名命、忍坂彦命の三神です。

御幸森天神宮

 境内には「王仁博士歌碑」が建立されていますが、これは1600年前に百済からの渡来した王仁博士が御祭神の仁徳天皇の御即位を春の到来になぞらえて祝い歌った「難波津の歌」の歌碑であり、日本人と朝鮮半島の人々の古くからの交流を記念し、今後の友好を願う歌碑となっています。

 また同生野区に鎮座する彌栄神社を参拝しました。御祭神は素戔嗚尊および仁徳天皇です。明治43年(1910)、旧岡村の御館神社を合祀しました。なお御館神社は現在は彌栄神社の御旅所となっています。

 なお、両神社のある生野区のコリアンタウンの近くには共和病院という総合病院があります。この病院は、健康保険に加入出来なかった在日韓国人や在日朝鮮人が経済面から専門的な医療を受けられなかった事や病院で言葉が適切に伝わらなかった事などから、昭和43年(1968)に外科医である兪順奉医師が開業しました。

中央の茶色建物が共和病院

 この病院があることによって、多くの在日の人々が命を救われています。海外に行くと日本人村や日本人街も沢山あって、その一角だけ日本語表記の店が連なっていたりしますが、海外の病院で言葉の通じない医師に病症を伝え適切な処置をしてもらうことは非常に難しいことは想像に難くありません。そうした事を考えた時、こうした病院は在日の方々にとって心強いこと間違いないと感動しました。