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平成30年11月24日 花瑛塾第16次沖縄派遣団①(辺野古新基地建設)

 花瑛塾第16次沖縄派遣団はこの日、汀間漁港(沖縄・名護)からグラスボートに乗り、新基地建設が進む辺野古沖・大浦湾へ出港し、新基地建設に抗議するとともに現地の情勢を確認しました。

辺野古沖・大浦湾には5334種以上もの生物が生息するといわれています。昨年の調べで東京湾に生息する生物の数が291種であることを考えれば、辺野古沖・大浦湾にいかに多種多様な生物が生息するかわかるはずです。特筆すべき個体や新種など希少生物も数多く、特にアオサンゴの群は大浦湾にしかない群体といわれています。

大浦湾からキャンプ・シュワブを望む

 辺野古新基地建設再開により再度辺野古沖・大浦湾を切り裂くように設置されたオレンジ色のフロートは、水上表面に生息する微生物を閉じ込め、生態系を乱す恐れが充分にありえると推測されます。推測に留まっているのは実証がいまのところ難しいためですが、それは現在の事態が世界的に見ていかにありえない事態なのかということを示していると思います。

 つまり、辺野古新基地建設を強行するにあたり、多くの人が反対の声をあげ、実力で阻止するために行動するなかで、「それでも新基地建設を強行する」ことが、これまでの人間と生物が共存する社会においてあきらかにタブーでありながら、それがいま行われているかということがわかると思います。

 辺野古新基地建設を進めることで人間や生物が幸せに生きることができるのだとすれば、フロートなどを設置することもなく工事が進んだことでしょう。辺野古新基地が出来ることで、死にゆく生き物が多くあるということは明らかといえます。

大浦湾の澄み切った海底