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平成30年12月7日 花瑛塾第16次沖縄派遣団④(日本科学者会議第22回総合学術研究集会)

 花瑛塾第16次沖縄派遣団は7日、琉球大学で開催された日本科学者会議第22回総合学術研究集会の特別講演会に参加しました。

 日本科学者会議(JSA)とは1965 年の創立以来、日本の科学の自主的・総合的な発展を願い、核廃絶など平和・軍縮や環境保全といった取り組みをしてきました。今回の総合学術研究集会は「平和で持続可能な社会を目指して─沖縄から考える─」をテーマに、基地問題や沖縄の環境や社会問題について発表や報告が行われました。

特別講演会の様子

そのなかでの特別講演会は「沖縄に持続可能な社会を築くために」をテーマに、チョウ類研究者の宮城秋乃氏から「高江・安波の米軍ヘリパッド配置地域と北部訓練場返還地における環境問題」と題した報告がありました。

宮城氏によると、沖縄北部の安波ダムは、沖縄の生活用水の約8割を供給するものであり、沖縄全体の水源といえますが、その上空を米軍ヘリが飛行訓練ルート外であるにも関わらず飛行しており、万一墜落事故などが発生した場合、水源に重大な影響が考えられるとのことでした。また北部訓練場返還地では、空包や薬きょうなど、米軍の廃棄物が多数発見されており、環境汚染の懸念が報告されました。

北部訓練場返還地で発見された米軍の廃棄物