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政府による辺野古沖埋め立てのための違法な土砂積込・搬出作業の停止と土砂投入通知の撤回を求めました

 花瑛塾行動隊は10日、先週に引き続き首相官邸周辺(内閣府下交差点)において、政府・沖縄防衛局による辺野古沖埋め立てのための琉球セメント桟橋を使用した違法な土砂積込・搬出作業の完全な停止と、今月14日の土砂投入通知の撤回を求めました。

 琉球セメント桟橋を使用した作業船への土砂積込・搬出は今月3日からはじまりました。しかし同日、沖縄県は桟橋の設置完了届が提出されていないことや、積込・搬出のために桟橋付近に仮置きした土砂が県の赤土等流出防止条例に適合した必要な措置が取られていないなど手続きの不備と違法性を指摘し、琉球セメント桟橋への立ち入り検査を求めたため、作業はその日のうちに中断しました。

 ところが琉球セメントは、あわてて桟橋の設置完了届を提出し、沖縄県による立ち入り検査までの作業中止を無視し、さらに仮置き土砂を使用せず直接鉱山から土砂を作業船に積み込めば赤土等流出防止条例に適合する措置は必要ないとして、5日から作業を再開させました。

 政府・沖縄防衛局はこれまでも辺野古新基地建設について法令解釈の強引な変更や手続きの踏み倒しを繰り返して作業を進めてきました。このことは民主主義や法の支配の原則から逸脱するものであり、到底許されません。そして政府の防衛政策そのものへの不信を生む可能性もあり、防衛や抑止力あるいは安全保障の観点からもあってはならないことです。

 政府はただちに違法な作業を中止し、その上で沖縄はもちろん日本全国の民意に耳を傾け、普天間飛行場の代替施設は本当に必要なのか、必要だとしてそれは辺野古あるいは沖縄でなければならないのかということを検討し直す必要があります。

 14日に予定されている土砂投入の状況を見ながら、明日以降も抗議行動を続けていく予定です。

首相官邸至近(内閣府下交差点)での抗議の様子