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平成30年12月21日 花瑛塾第16次沖縄派遣団⑬(北部訓練場前アピール)

 花瑛塾第16次沖縄派遣団は21日、米海兵隊演習場「北部訓練場」(東村・国頭村)におけるヘリパッド関連工事の再開にあたり、これからも沖縄北部の「やんばるの森」を米軍演習場として提供し続け、演習や軍用機の飛行・飛来を許し、今回の工事再開のように延々と工事を続け基地機能を強化していくことが、本当に人々の幸せに通じるのかと語りがけを行いました。工事再開にあたりN1表ゲートで住民の座り込みが行われ、工事車両を足止めするなど、土砂投入が行われている辺野古同様、緊迫した雰囲気でした。

北部訓練場メインゲート

 一方で、政府は辺野古新基地建設に関連し、軟弱地盤の存在が指摘されている大浦湾側の護岸工事を2020年度まで先送りするとのことです。大浦湾側の軟弱地盤の存在により、土壌改良など大幅な設計・工事の変更が必要ですが、これには沖縄県知事の許可が必要となるとともに、膨大な時間と費用がかかります。このようにそもそも辺野古新基地は急いで着工してもそう簡単に竣工するものではなく、それでは辺野古側の護岸工事と土砂投入をどうしてここまで急いだのか理解に苦しみます。辺野古側だけでも護岸工事・土砂投入・埋め立てを行い、まさしく既成事実を積み上げ、「諦めムード」醸成を狙ったとしか考えられません。

 なお辺野古においても北部訓練場において、工事車両が積載している土砂や石材などの建設資材は非常に少量であり、車両台数とまったく釣り合いが取れていません。工事車両が何台も連なってわずかな土砂を積載し運搬しているところが目撃されるなどしており、工事そのものが順調に進んでいるのか、疑わしい状況です。あるいは「工事」という事実を演出するために車両を走らせているのかともいわれています。

 いずれにせよ辺野古新基地は沖縄県の試算でも竣工までにあと13年はかかるとされており、北部訓練場の工事ともども、不屈の闘志で基地建設撤回を勝ち取っていきたいと考えています。