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【本年の御礼】一つの時代と終わりと新しい始まりを前に

 早いものでもう年の暮れとなりました。今年一年、皆様には花瑛塾の思想と行動にご支援とご協力、ご理解とご賛同をいただきましたこと、心から御礼申し上げます。

 来年はいよいよ御代替わりの年となります。平成という一つの時代の終わりと新しい始まりを前に、何をなすべきか考えることしきりです。

 戦後神道界を代表する言論人・思想家である葦津珍彦氏は「新しい国際情勢の転回に際して新しい決断を下すことこそ維新だ」と述べています。

 現在、米中の緊張が高まる一方で冷え込んでいた日中関係が劇的に改善し、尖閣諸島付近での中国公船の領海侵入も激減しています。朝鮮半島情勢はいまだ朝鮮戦争の終結などには至っていないものの、今年は歴史的な南北首脳会談や米朝首脳会談が行われ、朝鮮半島の緊張は大きく緩和されました。

 このように日本を取り巻く安全保障環境は変化し、軍事ではなく外交による緊張の緩和と衝突の回避が可能であることが示されました。しかし、それでもなお安倍政権はただひたすら安全保障環境の厳しさを言い募り、米国製兵器の大量購入や新基地建設にひた走っています。

 いまほど新しい国際情勢の転回に際して新しい決断を下す「維新」が求められている時はありません。まして時代の終わりと新しい始まりが迫っています。新しい時代に、新しい国際情勢の中で、新しい決断を──来年はこのことを政権に求めていきたいと考えています。

 引き続き皆様には花瑛塾に叱咤激励をお寄せいただきたく、よろしくお願い申し上げます。