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平成31年2月13日 旧米陸軍朝霞キャンプ「キャンプ・ドレイク」返還地見学

 旧米陸軍朝霞キャンプ「キャンプ・ドレイク」返還地(東京都練馬区、埼玉県朝霞市・同和光市・同新座市)を見学しました。

 同地には戦時中、陸軍被服支廠がありましたが、終戦と占領により米軍に接収され、朝鮮戦争やベトナム戦争において、米国の戦略上重要な役割を果たしました。例えば朝鮮戦争において、米陸軍はまず横浜に上陸し、キャンプ・ドレイクで配属などの手続きを行い、そこから長崎のキャンプ・マウアーを経て戦線に送られたといわれています(青木深「日本『本土』における米軍基地の分布と変遷─占領期からベトナム戦争終結まで」)。

キャンプ・ドレイク返還地にある米国製の消火栓

 現在、キャンプ・ドレイクは全面的に返還され、市民の競技場や公園、文教施設などになっており、米軍基地を思わせるようなものはありません。しかし返還地をよく見ると、米国製の消火栓や英語らしき文字が見える何らかの遺構が確認できます。また周辺には「コンバット」の文字が見える飲食店跡があるなど、返還地やその周辺にはわずかに「アメリカ」が残っています。

「コンバット」の文字が残る飲食店跡