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平成31年2月26日 二二六事件 磯部浅一・登美子夫妻墓参

 二二六事件より83年のこの日、事件で刑死した磯部浅一と妻の登美子夫妻の墓をお参りしました。

 磯部は陸軍一等主計を務めましたが、青年将校および陸軍士官学校生徒らによるクーデター未遂事件(陸軍士官学校事件)に関連し、陸軍大尉村中孝次とともに免職となります。その後、二二六事件に参画し刑死しました。

 磯部は獄中で壮絶な獄中記を記しましたが、三島由紀夫はこうした青年将校の荒ぶる魂を題材とし「英霊の声」を執筆します。戦後神道界を代表する言論人葦津珍彦は三島「英霊の声」を評し、磯部ら事件で刑死した青年将校を日本の忠臣の系譜の一つとし、その荒ぶる御霊の鎮魂の必要性を指摘するなどしています。

磯部浅一・登美子夫妻の墓(小塚原回向院)