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平成31年3月22日 ニュージーランド・クライストチャーチにおける銃撃事件犠牲者慰霊・追悼

 ニュージーランド・クライストチャーチのモスクで15日、約100人が死傷する銃撃事件が発生しました。犠牲者を追悼し、駐日ニュージーランド大使館にて記帳しました。

 ニュージーランドは近年、移民を多く受け入れていますが、逮捕された犯人らはムスリムはじめ移民や外国人を憎悪する過激な思想の持ち主であり、反移民を主張する声明文も残していたといわれており、事件はヘイトクライムと見られています。

 礼拝中のモスクに乱入した犯人は迷彩服を着用し、携行した自動小銃を乱射したといわれています。犯人らが使用した車には爆弾も積み込まれ、さらには身に着けたカメラで襲撃の様子を生中継していたともいわれています。計画的犯罪であり、無差別大量殺人を意図した凶悪犯罪であり、移民・外国人への憎悪に基づく異様な執念深さを感じます。

 しかし現地では若者たちが追悼のハカを踊り、生まれてしまった憎悪と分断を乗り越えようとしています。また大勢の非ムスリムの住民がモスク周囲をガードする様子なども報道されています。私たちもまた私たちの信仰に基づき、心より慰霊のまことを捧げ、憎悪と分断を乗り越えようと祈りました。