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令和元年7月28日 原爆犠牲者七十五回忌並豪雨災害横死者追善法要(真言宗護国派)

 広島の平和記念公園にある原爆供養塔前にて営まれた「原爆犠牲者七十五回忌並豪雨災害横死者追善法要」(主催:真言宗護国派)に参列し、原爆の犠牲になった全ての人々と、昨年に広島はじめ西日本各地を襲った豪雨災害の犠牲者を追悼しました。

原爆ドーム
原爆供養塔前での法要

 昨年の豪雨災害では土のう袋など多くの皆様から支援物資を預かり、被災地で復旧作業にあたる有志に届けました。このことから皆様のお気持ちも込めて参列し、追悼しました。

 その後、平和記念公園内にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」と、市内にある「水道部員殉職之碑」をお参りしました。

韓国人原爆犠牲者慰霊碑

 いうまでもなく原爆犠牲者は日本人だけではありません。戦時徴用などにより広島市内の工場に動員されるなどした多くの朝鮮半島出身者も犠牲となりました。韓国人原爆犠牲者慰霊碑は、そうした犠牲者を慰霊するものです。

 また当時の広島市水道部は原爆投下により大きな被害を出しましたが、断水させないよう職員がただちに懸命の作業を続けたといわれています。水道部員殉職之碑はそうした水道部員の事跡を今に伝えています。

 その他、厳島神社ならびに広島護国神社を参拝しました。

厳島神社の鳥居

 厳島神社は瀬戸内海に面した壮大で美しい社殿が有名であり、栄華をきわめた平家の姿を今に伝えるかのようでした。現在は世界遺産にも指定されています。広島護国神社は原爆により社殿が消失する被害を出すも、懸命に祭祀を続け今日に至ります。