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令和元年8月20日 花瑛塾第19次沖縄派遣団(アーニー・パイル記念碑など)

 花瑛塾第19次沖縄派遣団は20日、昨日に引き続き伊江島(伊江村)を訪れ、沖縄戦で戦死した従軍記者アーニー・パイルの記念碑、多くの人を救ったニィヤティヤガマ(千人ガマ)を訪れるとともに、沖縄戦における伊江島の戦いの犠牲者を祀る芳魂之塔にて全ての犠牲者の御霊に慰霊・追悼の祈りを捧げました。

 アーニー・パイルは米軍の従軍記者として沖縄戦の伊江島の戦いに参加していましたが、昭和20年4月18日に伊江島守備隊の機銃掃射により戦死しました。アーニー・パイルは末端の兵士の心情を事細かに愛情をもって報じたといわれています。

アーニー・パイル記念碑

 芳魂之塔は伊江島の戦いで犠牲になった軍民約3500人を祀る慰霊塔です。また摩文仁の丘の平和の礎のように犠牲者の名前が刻銘されています。なお伊江島の戦いにおける日本軍伊江島守備隊が壊滅した毎年4月21日に平和祈願祭が執り行われています。

芳魂之塔

 ニィヤティヤガマは伊江島の南側海岸に面する海食洞です。もともとは子授けの神の伝説が存在する自然壕でした。伊江島では昭和18年から日本軍の飛行場建設が進められ、多数の兵隊や徴用人夫が配備されており、彼ら軍人軍属や住民が米軍による空襲の際の避難場所として利用されたといわれています。