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令和元年8月23日~24日 花瑛塾第19次沖縄派遣団(北部訓練場)

 花瑛塾第19次沖縄派遣団は23日、沖縄北部の東村・国頭村にまたがって位置する米海兵隊の演習場である北部訓練場のメインゲート前にて、北部訓練場と伊江島補助飛行場、そして現在、埋め立て工事が進められている辺野古新基地が今後一体的に運用され、沖縄北部に基地負担が集中、固定化し、さらにそれは「本土」はもとより沖縄中南部からも不可視のものとなっていくことの問題を訴えました。

北部訓練場メインゲート

 北部訓練場に新たにつくられたヘリパッドはオスプレイの離発着を想定したものであり、また伊江島補助飛行場でもオスプレイの離発着が行われていますが、辺野古新基地には将来的に200機ものオスプレイが配備されるといわれており、辺野古を飛び立ったオスプレイが北部訓練場や伊江島を飛び交うことが予想されます。

 また辺野古新基地には強襲揚陸艦が接岸する「軍港」機能もありますが、伊江島補助飛行場には強襲揚陸艦を離発着するF35Bの着陸訓練であるLHDデッキが建設されています。

 やんばる、伊江島、辺野古という沖縄北部の要塞化を許してはなりません。

 24日も23日に続き北部訓練場前にて訴えた他、チョウ類研究者のアキノ隊員こと宮城秋乃さんとともに国頭村の北部訓練場返還地である旧FBJヘリパッド地区を訪れ、米軍が廃棄したと思われる夜戦食など携行糧食の袋や空薬莢、鉄製の資材、ドラム缶などを発見、確認しました。

FBJヘリパッド地区で発見した空薬莢

 北部訓練場返還地は、返還にあたって沖縄防衛局が廃棄物の処分を実施しましたが、それでもなおこのように多くの廃棄物が残置されています。沖縄防衛局の廃棄物の処分がずさんであったことも考えられますが、返還前の北部訓練場は米軍の廃棄物だらけであったことは容易に想像されます。

 これ以外にも北部訓練場返還地では米軍の廃棄物の投棄によって土壌汚染も確認されており、米軍基地は騒音や人的被害のみならず、環境問題という面からもその基地負担を考えていく必要があります。