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令和2年1月23日 花瑛塾第22次沖縄派遣団②(北部訓練場)

 花瑛塾第22次沖縄派遣団は23日、沖縄北部の米軍演習場「北部訓練場」前での訴えがけと、北部訓練場返還地の調査を行いました。

北部訓練場メインゲート

 午前中は、北部訓練場メインゲート前にて、沖縄の誇る政治家である西銘順治が沖縄の心として表現した「やまとんちゅになりたくてなりきれない心」との言葉は、これはけして否定的な意味ではなく、むしろ沖縄の誇りをいうものだととらえ、沖縄の心に基づいて誇り高く基地のない沖縄を目指そうと語りかけました。

 その後、北部訓練場の返還地に入り、米軍が廃棄したと見られる機関銃の銃弾や弾倉など危険な物品をはじめ各種の廃棄物を発見、回収しました。

 平成28年末に北部訓練場の過半が返還されましたが、その返還地では今なお銃弾など危険な米軍の廃棄物が無数に放置されています。米軍が演習地でどれだけ危険でやりたい放題の演習をしていたのかわかるとともに、沖縄防衛局と「いであ」社が行ったとする廃棄物撤去などの返還地の支障除去作業は適切だったのか考えざるをえない。

返還地で発見した銃弾

 なお、返還地で銃弾などの危険物を発見し警察に通報しても、警察は回収しようとしません。東京都内にも練馬の旧キャンプ・ドレイクなど米軍基地の返還地はありますが、もしそこで米軍が投棄したと見られる銃弾が見つかったとして、警察が回収にもこない、マスコミが報道もしない、誰も関心をもたないなんてことがあるでしょうか。

 沖縄であれば返還地に銃弾が放置されていても仕方ないということはありません。本来であれば米軍自身が自分たちの捨てた廃棄物を回収するべきですが、警察や沖縄防衛局はじめ日本の行政機関も返還地において適切に職務を執行するべきです。