人々の暮らしの上に強制的に建設された普天間飛行場

 アメリカ軍海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)周辺における、アメリカ軍機の部品落下事故など、アメリカ軍機関連事故が多発している。つい先日、同飛行場の付近の普天間第二小学校にアメリカ軍海兵隊大型輸送ヘリCH-53Eスーパースタリオンの窓が落下する事故が発生した。また2004年には、同じく同飛行場の付近にある沖縄国際大学に同ヘリが墜落する重大事故も発生している。  普天間飛行場は、沖縄戦においてアメ […]

平成29年12月21日 花瑛塾行動隊街頭行動

 花瑛塾行動隊は今日、首相官邸前で福祉や文教費などの予算の減額といった民生切り捨てと平和外交を欠いた安倍政権の軍備拡大を糾弾し、さらに沖縄を犠牲にして得る日米安保の「抑止力」の意味と価値を問い質しました。  またロシア大使館前にて北方地域に責任を有する国家である日本とロシアが、アイヌの人々や北方領土元島民、そして現在北方領土に暮らす人々の生活に目を配った上での、新たな日ロ関係の構築や領土交渉の展開 […]

日本とアジアの信頼醸成という「国防」-上昇を続ける防衛関連予算を問う

 2016年度の防衛関連予算(SACO・米軍再編関連費含む)は、5兆541億円であった。2017年度(今年度)は5兆1251億円となっている。そして2018年度(来年度)の防衛関連予算の概算要求は5兆2551億円とされ、2012年の第2次安倍内閣発足以降、防衛関連予算は一貫して上昇を続けている。2019年10月に消費税の8%から10%への増税が予定されているが、増税分の税収は約5兆6千億円といわれ […]

平成29年12月19日 日韓外相会談について

 今日19日、康京和・韓国外交部長官が来日し、飯倉公館(東京都港区)にて河野太郎外務大臣と会談が行われた。外務省によると北朝鮮問題が主な議題となったようだが、従軍慰安婦問題や日韓合意にも話が及んだとのこと。なお、康長官は明日20日まで日本に滞在する予定である。  従軍慰安婦やいわゆる徴用工問題はじめ労務動員など、日韓のあいだには日本の韓国併合と先の戦争に関連する様々な問題が存在するが、近年、これら […]

平成29年12月18日 花瑛塾行動隊街頭行動

 花瑛塾行動隊は18日、首相官邸前・自民党本部前にて現状の日米関係の見直しを求めました。  神道家・葦津珍彦氏は、日米安保体制を「米国に運命を委ねた隷属状態」と規定し、その打破を唱えていますが、政府・自民党は、このような「隷属状態の日米関係」を「対等な日米関係」と思い定め、さらにその隷属を深めることを「日本の自立」「日本の強国化」と妄信しています。  アメリカには先進的な価値観と素晴らしい文化、歴 […]

NHKドキュメンタリーETV特集「砂川事件 60年後の問いかけ」

 16日、NHKドキュメンタリーETV特集「砂川事件 60年後の問いかけ」が放送された。  砂川事件とは、砂川闘争と呼ばれるアメリカ軍立川飛行場の拡張工事をめぐる反対運動が盛り上がるなか、立川飛行場へ進入した学生ら7人が在日アメリカ軍基地への進入を取り締まる刑事特別法違反で起訴されたが、1959年、東京地裁が日本へのアメリカ軍駐留を憲法違反とし無罪を判決するものの(伊達判決)、同年、最高裁は「統治 […]

平成29年12月17日 花瑛塾行動隊街頭行動

 花瑛塾行動隊は17日、首相官邸前・自民党本部前・防衛省前・アメリカ大使館前にて、MV-22オスプレイの墜落事故やCH-53Eスーパースタリオンの炎上・大破事故、あるいは部品落下事故など、頻発するアメリカ軍用機の事故や米兵犯罪について、沖縄県へ押しつけられている過剰な基地負担とアメリカ軍関連事件やアメリカ軍の無法・横暴を追認する日米地位協定によって成り立つ、いびつな日米安保体制が根本的な原因として […]

米軍ヘリCH-53Eスーパースタリオン窓落下・児童負傷事件に関する緊急行動

 花瑛塾行動隊は13日および14日、自民党本部前・首相官邸前・アメリカ大使館前にて、13日に発生したアメリカ軍海兵隊普天間飛行場所属の大型輸送ヘリCH-53Eスーパースタリオンの窓が沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校に落下し、児童が負傷した事件について、緊急の抗議行動を展開しました。  同事件により沖縄県はアメリカ軍機全機種の飛行中止を求めていますが、アメリカ軍機は依然として飛行を続けています。10 […]

平成29年12月8日 日本の対英米開戦とアジア進出を考える街頭行動

 昭和16年(1941)12月8日、日本軍はマレー・コタバルへの上陸作戦を開始、その1時間後ハワイ真珠湾の米艦隊を奇襲攻撃し、先行する日中戦争も含め「大東亜戦争」「太平洋戦争」「アジア太平洋戦争」などといわれる大戦が始まりました。  この大戦は、どちらかといえば対英米開戦とその後のアメリカを中心とする連合国との死闘が注目されがちですが、アジア太平洋地域から英米蘭を駆逐した上で日本が東南アジアに進出 […]

1941年(昭和16)12月8日 対英米開戦とアジアの戦争

 1941年(昭和16)12月8日、日本陸軍はマレー半島コタバルへの上陸作戦を開始し、さらに海軍はハワイ真珠湾を攻撃した。ここに先行する中国戦線も含め、アジア・太平洋一帯での戦争が始まる。この戦争を日本側は「大東亜戦争」と称し、戦後は「太平洋戦争」、あるいは「アジア太平洋戦争」「15年戦争」などと呼称される。  37年7月に発生した盧溝橋事件は第2次上海事変に発展し、全面戦争となる。こうして始まっ […]