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安倍首相に「内閣総辞職」「議員辞職」を求めました

 花瑛塾行動隊は11日、衆議院予算委員会集中審議開催を前に、国会・首相官邸・自民党本部前にて、森友学園への国有地不当廉売とこれに関連する公文書改ざん問題、加計学園への獣医学部設置認可に関する利益誘導疑惑、自衛隊における南スーダンおよびイラクでのPKO日報隠ぺい問題など、安倍政権の無法・悪政を糾弾しました。また本日朝8時30分の安倍首相の官邸着に合わせ、首相官邸前にて安倍首相が乗車する総理車列に直接「内閣総辞職」「議員辞職」を求めました。

総理車列に直接総辞職を求める花瑛塾車両(前方の黒塗り車両の車列が総理車列)

 約8億円もの値引きが行われた学校法人「森友学園」への国有地の売却について、「値引きは妥当であった」「取引きは適正に行われた」「政治家の介入はなかった」といった、安倍政権がこれまで繰り返してきた国会答弁の虚偽が明るみとなりつつあります。

 「森友学園」への国有地売却の値引きの根拠は、当該国有地に深さ3.8メートル、杭打ちの場所によっては9.9メートルまでの地中に混入率47.1%のごみ1万9500トンが埋設されていたことが発覚したため、これを撤去するためには約8億円かかるというものです。

 しかし、小学校敷地を試掘した業者は、報告書に虚偽を記載したと証言している他、財務省が森友側に「ゴミ撤去のため何千台ものトラックが出入りした」と証言せよと迫ったことが判明しております。

 政治家の関与についても、近畿財務局は自民党政治家や安倍首相夫人昭恵氏の関与を決裁文書に記載し、それについて財務省が改ざんしたのであり、さらに近畿財務局で本件は「安倍事案」などと呼ばれていたことから、関与があったことはいうまでもありません。

 学校法人「加計学園」への獣医学部設置認可についても、安倍首相は「加計学園」の理事長・加計孝太郎氏と長年の友人であり、そのために長年認められなかった獣医学部の設置を認可させたといわれています。実際、関連文書には「総理のご意向」「官邸の最高レベルがいっている」といった文言があり、愛媛県には首相補佐官から「首相案件」といわれたという記録があります。もはや安倍首相の意向を受けて、「加計ありき」で獣医学部設置が進められたことは明らかです。

 森友問題や加計問題、そして新たに話題となっている自衛隊日報問題などは、既に去年から問題となっていたことです。公文書が当たり前のように改ざん・隠ぺいされ、虚偽の国会答弁がまかり通り、総理大臣の親しい人物の権益のために政治が動くなど、もはや日本は近代国家の体をなしていません。

 この1年間、森友・加計・自衛隊PKO問題と国会審議が行われてきましたが、はからずも去年1年間の国会審議は全て意味がなく、全くの時間の無駄であったということになります。ここまで時間もエネルギーも浪費させたのは安倍政権であり、その虚偽発言とこれに基づく衆議院の解散・総選挙も無効といわざるをえません。

 さらに安倍首相は森友問題について自身も夫人も関わっていないとし、加計学園の獣医学部設置についても直前まで知らなかったと発言していますが、それは事実なのでしょうか。安倍首相と加計孝太郎氏が会食中に獣医学部設置の話題が出たという記録もあるなど、安倍首相の答弁そのものも疑わしいものがあります。

 自衛隊日報隠ぺい問題についても、事の性質上、また自衛隊という組織上においても、本来であればそのような文書類が「存在しない」ということは考えられません。2014年の限定的な集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更、その翌年の平和安保法制の国会審議などでイラクでのPKOの実態が追及されるにあたり、日報の存在が邪魔となり隠ぺいしたという推論も成り立ちます。

 「最高責任者」との言葉を多用する安倍首相は、まさしくこれらの疑惑や問題の「最高責任者」として、一刻も早く内閣総辞職を行い、国会議員を辞職するべきではないでしょうか。