【お知らせ】映画『誰がために憲法はある』上映会&トークライブ(シアタードーナツ・オキナワ)

 映画『誰がために憲法はある』上映会&トークライブが今月11月22日(金)19時よりシアタードーナツ・オキナワにて開催されます。

 上映会終了後、シアタードーナツの代表である宮島真一さんと花瑛塾の塾長である仲村之菊がトークライブを行います。 お席に限りがあるということですので、事前のご予約をお願いします。

 以下、シアタードーナツのホームページより転載します。

思考停止にならないためのトークライブ!

 ゲストは!【愛国団体「花瑛塾」塾長・仲村之菊さん】

映画『誰がために憲法はある』上映&トークライブ

【日時】2019年11月22日(金)19:00~上映開始

【電話予約・先着25名!】

070-5401-1072(シアター直通)
コメント欄でも予約受付します。

お気軽にお越しください〜!終了時刻は21:00頃。

【ゲスト】

仲村之菊(なかむら・みどり)愛国団体「花瑛塾」塾長

先日、全国で放送された「MBS ドキュメンタリー 映像’19〜ガチウヨ~主権は誰の手にあるのか~」で取材された仲村さんとユンタクします。

参考リンク
https://www.mbs.jp/eizou/backno/190922.shtml

MC:宮島真一(シアタードーナツ)
今回で2度目の仲村さんとのトークライブ!今回の映画でどのような感想が聞けるのか楽しみ。

【予告編】

https://www.youtube.com/watch?v=Dft-BL7dYhs

【料金】1,320円(一般)1,100円(中高大生)700円(小学生)

※要1ドリンクオーダー

【場所】シアタードーナツ・オキナワ

沖縄市中央1-3-17(胡屋バス停前)

シアタードーナツ近隣の駐車場情報等はHPをご覧下さい

https://www.theater-donut.okinawa/

【通常上映期間】

・11/1(金)〜11/15(金)①15:00〜

・11/17(日)〜12/4(水)①13:00〜

【内容】

「憲法くん」とは、井上ひさし、永六輔、立川談志も絶賛したお笑い芸人・松元ヒロが20年以上、日本国憲法の大切さを伝えるためユーモラスに演じ続けている一人語りである。「憲法くん」はこう言う。「わたしというのは、戦争が終わった後、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか」。そして、「わたしの初心、わたしの魂は、憲法の前文に書かれています」と憲法前文を一気に暗唱する。憲法に対する深い愛と洞察が込められたこの「憲法くん」を語るのは、「戦争を知る世代として、再び戦争の悲劇がこの国に起こらないように、この役を魂を込めて演じました」という、今年87歳になる名優・渡辺美佐子。文字で読む憲法と違い、本作で朗読される日本国憲法前文は、心の奥深くに突き刺さる。

監督:井上淳一
2018|日本|69分|

 どうぞご参加下さい。詳細はシアタードーナツ・オキナワのホームページよりご確認下さい。

シアタードーナツ・オキナワ

令和元年11月5日 河野太郎防衛大臣宛要請書手交(北部訓練場返還地における米軍の行動の調査について)

 花瑛塾は10月17日、内閣府を訪れ、沖縄の北部訓練場返還地における米軍の行動・動向について調査するよう安倍晋三内閣総理大臣宛の要請書を手交しましたが、この日、防衛省を訪れ、同様の趣旨の要請書を河野太郎防衛大臣宛に手交するとともに、防衛省側の説明・回答を確認しました。

防衛省担当者への要請書の読み上げ

 手交した要請書は、以下の通りです。

     要  請  書

 平成二十八年十二月、沖縄県東村および国頭村にまたがる米海兵隊演習場「北部訓練場」の一部、約四千ヘクタールが米国政府から返還されました。

 これをうけて沖縄防衛局は、一年程度の時間をかけ、返還地に残置された米軍の廃棄物などについて調査し、撤去を行った上で、平成二十九年十二月に地権者に土地が引き渡されました。

 しかし、それ以降も返還地では、米軍のものと見られる銃弾の空包や薬きょう、ドラム缶など多数の廃棄物が発見されています。これら廃棄物はその都度、発見者が沖縄県警や沖縄防衛局に通報し、それらの機関が回収、撤去しています。

 返還後も発見される米軍の廃棄物の問題は、沖縄地元紙などでも報じられている他、最近では返還地が世界自然遺産登録の推薦区域となっていることから、環境問題としても問題視されており、国会質疑などでも取り上げられています。

 そうしたなか、九月二十九日、北部訓練場返還地のうち国頭村安田のLZ─1といわれるヘリパッド跡において、米軍のものと見られる未使用弾が多数発見されました。また中身が残っているなど食事後に廃棄したばかりと見られる野戦食の袋も発見されました。

 なお、発見者は、七月にもLZ─1ヘリパッド跡に立ち入っており、その時点では未使用弾も野戦食の袋も廃棄されていなかったことを確認しています。

 同じく返還地の国頭村安田のLZ─FBJヘリパッド跡においても九月十七日、多数の未使用弾が発見されています。

 九月四日には、LZ─FBJヘリパッド跡において、米海兵隊UH─1ヘリの離着陸が確認されています。米軍提供施設ではない返還地に米軍ヘリが離着陸するなど言語同断ですが、こうした状況を考えると、米軍は返還地に立ち入り、演習など何らかの訓練のために使用している可能性が考えられます。

 米軍が組織的に返還地に立ち入ったり、使用していないとしても、米兵個人が正当な理由なく返還地に進入し、火薬が充填されている未使用弾や野戦食の袋を廃棄することは、相応の法律に抵触する犯罪です。

 こうした状況を踏まえ、次の点を要請します。

     記

一、北部訓練場返還地への米軍の立ち入り、使用について適切な調査をすること。
一、北部訓練場返還地における米軍の廃棄物について、あらためて調査し、撤去など必要な措置を取ること。

   以上

 速やかなる対応をお願いします。

令和元年十一月五日

花瑛塾 塾長  仲村之菊

防衛大臣 河野太郎 閣下

 要請事項のうち、「北部訓練場返還地への米軍の立ち入り、使用について適切な調査をすること」についての防衛省の回答は、

米軍からは今回空包などが発見された返還地では訓練を行なったという報告は受けていないという回答を得ています。

というものでした。

 また、要請事項のうち、「北部訓練場返還地における米軍の廃棄物について、あらためて調査し、撤去など必要な措置を取ること」についての防衛省の回答は、

沖縄県における米軍施設・区域の返還にあたりましては、防衛省において跡地利用特措法第8条に基づきまして、返還地の有効かつ適切な利用が控えられるよう、土地所有者などへの引き渡し前に土壌汚染調査等の支障の除去を講じています。北部訓練場返還地におきましても、返還地全域を対象とした土壌汚染調査を行いまして、支障除去の内容を土地所有者及び関係機関へ説明した上で、土壌汚染調査や廃棄物処理等を実施致しました。更に、土地の引き渡し後におきましても、返還地から発見された廃棄物については、当省において回収し、必要に応じて土地所有者等、関係者と調整の上適切に処分してきているところです。今後も新たに廃棄物等が発見された場合には跡地利用に支障がきたすことがないよう土地所有者及び関係機関と調整し、適切に対応して参ります。

というものでした。

 その他、防衛省側との話し合いのなかで確認したこととして、今年9月4日のLZ─FBJヘリパッド跡で米軍ヘリが離着陸したことについては、「離着陸翌日に米軍から『訓練での離着陸ではなく、操縦者の間違いによる離着陸である』との趣旨の連絡をうけた」というものでした。

 一方で、同じく9月29日にLZ─1ヘリパッド跡で米軍のものと見られる未使用弾が発見された事実について、防衛省は、「防衛省としてそれを承知しているのか」、「米軍に未使用弾が放置されていたという事実関係を確認したのか」という私たちの質問に明確に答えようとせず、ただ「米軍からは今回空包などが発見された返還地では訓練を行なったという報告は受けていないという回答を得ています」とだけ延々と繰り返すばかりでした。

 恐らく防衛省側は、返還地で米軍のものと見られる未使用弾が発見されたことについて、米軍に事実関係の確認を求めていないか、もしくは防衛省そのものがそうした事実を把握していないのかもしれません。これは非常にゆゆしき問題です。

 自衛隊員一人一人は防衛大臣の指揮のもと、被災地での救援や支援など住民のために過酷な任務に励んでいますが、同じく防衛大臣を長とする防衛省は、返還地の土地所有者はじめ北部訓練場の周辺住民が米軍の存在に恐怖を感じても、具体的に何もしようとしない組織と思われても仕方ないのではないでしょうか。

 引き続き北部訓練場や返還地における米軍の行動・動向については問題視していきたいと考えています。

令和元年10月17日 内閣総理大臣宛要請書手交(北部訓練場返還地における米軍の行動の調査について)

【お知らせ】KAEI SEMINAR「沖縄『北部訓練場』返還地の現状─返還されてなお沖縄を苦しめる米軍基地の環境問題─」

12月20日(金)開催の公開セミナー KAEI SEMINAR のご案内です。
ページ下部のフォームよりお申し込み下さい。

沖縄「北部訓練場」返還地の現状

返還されてなお沖縄を苦しめる米軍基地の環境問題

 2016年12月、沖縄島北部の「やんばるの森」に立地する米海兵隊演習場「北部訓練場」の約4,000ヘクタールが、6箇所のヘリパッド建設と引き換えに返還された。

 しかし、北部訓練場返還地では、米軍が捨てたと見られる空包や空薬きょう、ドラム缶など多数の廃棄物が散乱し、米軍ヘリはかわらず上空を飛び交い、今なお付近住民を苦しめている。

 また、たびたびやんばるの森に入り、返還地の状況を確認しているアキノ隊員は、返還地で米軍の未使用弾や捨てて間もないと思われる野戦食を発見し、米軍ヘリが離着陸する瞬間も撮影しており、米軍は今も返還地に進入し、何らかの訓練を行っている可能性が浮上している。

 花瑛塾はすでに安倍総理大臣に北部訓練場返還地での米軍の行動の調査を要請するとともに、河野防衛大臣にも同様の調査を要請する予定であるが、あらためてアキノ隊員が撮影した映像とともに、北部訓練場返還地の現状を報告いただく。

講師:アキノ隊員(宮城秋乃さん) チョウ類研究者

講師プロフィール

沖縄県内のチョウ類の生態を研究。2011年秋より米軍ヘリパッドが配備されている高江・安波地区の環境調査を開始。2016年12月から北部訓練場返還地の米軍廃棄物と土壌汚染などの環境問題と、そこで生きる希少生物の生態を調査。

日時:2019年(令和元年)12月20日(金) 開場:18:30 開会:19:00
予約:必要(席に限りがあるため、参加希望者は下記フォームよりお申し込み下さい)
会費:1000円(学生、障がい者、介護者無料)
会場:ワンコイン会議室神保町 靖国通り会議室(スペイシー貸会議室神保町駅会議室、東京都千代田区神田小川町3-6-8伸幸ビル9階)

※1FにL-Breath BIKE(エルブレスバイク)という自転車屋さんが入居しているビルの9Fです。

第7回 沖縄「北部訓練場」返還地の現状─返還されてなお沖縄を苦しめる米軍基地の環境問題─ 12月20日 参加申し込み
※↑チェック必須

※携帯キャリアのメールアドレスをご使用の場合は、@kaeizyuku.comからのメールが受信出来るよう設定の上、お申込みください。

【お知らせ】恋しうちなぁ~うちなんちゅになりたくて、なりきれない心~

 花瑛塾々長仲村之菊が沖縄県那覇市で開催されるイベントにゲストとしてお招きいただき、トークすることになりました。

 お時間のある方はぜひご参加ください。

恋しうちなぁ~うちなんちゅになりたくて、なりきれない心~

【Date】2019年11月23日(土)19時30分~

【Place】Punga Ponga(プンガポンガ) 沖縄県那覇市牧志1-11-11

【Fee】¥1,500-+オーダー

 予約は不要、先着順とのことです。どうぞよろしくお願いします。

令和元年10月26日 「伊藤博文公墓所」訪問(東京・西大井)

 東京都大田区西大井にある伊藤博文の墓「伊藤博文公墓所」を訪れました。同所は普段は閉鎖され、特定の日以外は立ち入ることができません。命日のこの日も閉鎖されていたため、門外より伊藤の墓をお参りしました。

西大井の「伊藤博文公墓所」

 明治42年(1909)10月26日、今から110年前のこの日、中国黒竜江省ハルビンにおいて、前韓国統監の伊藤博文が安重根により射殺されました。伊藤の葬儀は国葬となり、伊藤の別邸のあった西大井が墓所になったそうです。

 伊藤を射殺し逮捕された安重根は、その後短期間のあいだに処刑されますが、取り調べにおける厖大な供述や獄中で執筆した『安應七歴史』という自叙伝、未完に終わった『東洋平和論』などで自己の思想を述べ、事件の意義について語っています。

 安重根は伊藤射殺を、反日や韓国独立といった意義のみならず、東アジアの帝国主義的現状から東洋の有志の青年の精神を覚醒させるものであり、日本対韓国の関係にとどまらず、東アジアにおける歴史的事件と位置づけられるものとしています。

 安重根の東洋平和の思想は、ある種の「積極的平和主義」ということができます。伊藤もまた東洋平和の思想を有していましたが、それは武装平和主義であり、ある種の「消極的平和主義」といえます。

 東アジアの帝国主義の混乱が最終的にどうなったのか、さらに伊藤はじめ大日本帝国の東洋平和(武装平和主義、消極的平和主義)が最終的にどのような破局を迎えたのかを思う時、安重根の東洋平和の思想の確かさを知ることができます。

 安重根による伊藤射殺から1世紀以上もの時がたった今、怨讐を越え、安重根と伊藤の思想を再検討するなかで、安重根の東洋平和の思想の重要性は知られていくべきではないでしょうか。

令和元年10月25日 KAEI SEMINAR「ネトウヨはどこから来て、どこへ行くのか─右でも左でもない“ネトウヨ”という空虚さの漂流─」

 「月刊日本」副編集長を務める中村友哉さんを講師にお招きし、KAEI SEMINAR「ネトウヨはどこから来て、どこへ行くのか─右でも左でもない“ネトウヨ”という空虚さの漂流─」を開催しました。

お話しされる講師とご来場いただいた参加者の皆さん

 「ネトウヨ」への論及や研究といえば、当塾のことも以前取り上げていただいた安田浩一さんの著書『ネットと愛国』が一般的にかなり普及し、そこで展開されている彼らの排外主義的行動や言説がある種の「承認欲求」に基づいたものという見方が主流かと思われますが、一方で樋口直人さんは『日本型排外主義』などの著書で安田さんの展開したネトウヨ像を批判し、保守・ネトウヨ・右翼について本質的な差異はないのだとしています。

 こうしたいまだ輪郭の定まらない「ネトウヨ」について、講師のご意見と解説をいただきました。特に海外のヘイトスピーチなどの規制と言論・出版の状況を踏まえ、ヘイトスピーチ規制について踏み込んだ主張なども伺うとともに、保守・右翼とは何かといった点まで議論が及びました。

 質疑も活発であり、実際に排外主義者によるヘイトスピーチの現場におもむき、ヘイトと対峙したり取材している立場からの質問などもありました。

 お足元の悪い中、多くの方にご参加いただきましたこと、御礼申し上げます。

 次回は12月20日、チョウ類研究者のアキノ隊員こと宮城秋乃さんをお招きし、沖縄北部の米軍演習場「北部訓練場」返還地の現状と環境問題についてお伺いする予定となっています。

令和元年10月24日 [戦争遺跡見学]陸軍気球連隊格納庫跡、鉄道連隊演習施設、軍人墓地

 千葉県内には戦争遺跡や軍人の墓地、慰霊碑や記念碑などが多数ありますが、その中でも尖った屋根が特徴的な気球連隊第2格納庫跡(千葉市)、コンクリートのドームや橋梁などからなる鉄道連隊演習施設(同)、第一次世界大戦のドイツ兵捕虜や日露戦争のロシア兵捕虜を弔う軍人墓地(習志野市)を見学しました。

気球連隊第2格納庫跡 現在は物流会社の倉庫となっている

 気球連隊は当初は弾着の確認や偵察の気球や飛行艇として開発が進められましたが、戦争末期には陸軍登戸研究所が開発した風船爆弾を九十九里浜から北アメリカに向けて放球し、実際に多数の風船爆弾を着弾させ被害を強いる秘密戦を行っています。

 なお、気球連隊についての詳細は、以下の過去の記事をご参照下さい。

平成30年10月7日[戦争遺跡見学]陸軍気球連隊第2格納庫跡(千葉市・作草部)

 また鉄道連隊はシベリア出兵の頃から徐々に拡大していき、終戦時には20個連隊まで編制されたそうです。千葉県には鉄道連隊が複数設置され、演習線を敷設するなどしました。

 鉄道連隊は日本の勢力範囲が拡大するなかで重視されていき、最終的には南満洲から中国大陸を通り、東南アジアを経てインドまで鉄道を敷き、軍需物資を輸送するというような途方もない計画もあったそうです。

鉄道連隊のコンクリート製のドーム

 軍人墓地については、もともとは日本人の兵士の墓地でしたが、習志野には捕虜収容所もあったためか、日露戦争におけるロシア兵捕虜や第一次世界大戦のドイツ兵捕虜の死者を弔う墓(慰霊碑)があります。ロシア兵捕虜の墓(慰霊碑)には「ソ連軍人戦没者」とありますが、これは建立当時は「ソ連」という意味であり、ロシア兵捕虜の死者を弔っているものです。

亡くなったロシア兵捕虜の慰霊碑

ドキュメメント2019「ライブ・ドキュメンタリー」に出演しました

 10月19日、20日と2日間にわたって開催されたドキュメメント2019の企画の一つ、「ライブ・ドキュメンタリー」に出演、ドキュメンタリストの新田義貴監督とトークしました。

トークする新田監督と仲村塾長

 ドキュメメントは今年で3年目となる企画で、ドキュメンタリー制作者が制作したドキュメンタリー作品を上映し、対象とした出演者とトークをしたり、作品について語ったりするイベントです。

 ドキュメメントでは例年、品川一帯のいくつかの会場で複数のイベントがおこなわれ、それぞれドキュメンタリー作品の上映やトークがおこなわれています。

 ドキュメメント2019のうちの企画の一つ「ライブ・ドキュメンタリー」では、ドキュメンタリー作品を制作している映画監督の新田義貴さんによる花瑛塾を題材としたドキュメンタリー作品「米国の正義を疑え」の上映と、新田監督と花瑛塾々長仲村之菊のトークがおこなわれました。

 その他にも、沖縄戦の犠牲者の遺骨収容ボランティアをおこなっている「ガマフヤー」の具志堅隆松さんを追った奥間勝也さんのドキュメンタリー『沖縄戦没者遺骨と記憶』の上映とトークがおこなわれたり、移民や障がい当事者の方を取り上げたドキュメンタリー作品の上映とトークがおこなわれるなど、沖縄や移民、障がいなど、現在の日本社会の問題点とそれを切り取る重要な視点としてのドキュメンタリーの位置について考えさせられました。

上映される『沖縄戦没者遺骨と記憶』

令和元年10月17日 内閣総理大臣宛要請書手交(北部訓練場返還地における米軍の行動の調査について)

 花瑛塾は17日、内閣府へ赴き、内閣総理大臣宛に米軍演習場「北部訓練場」の返還地における米軍の行動の調査を要請しました。

要請書の読み上げ

 平成28年に過半が返還された沖縄北部の米軍演習場「北部訓練場」返還地では、最近、米軍ヘリの着陸が確認されたり、比較的新しい米軍のものと思われる未使用弾や廃棄して間もない野戦食が発見されたことから、米軍が返還地に進入し、訓練をしている可能性が指摘されています。

 返還地について、沖縄防衛局は一年かけて米軍の廃棄物を撤去したといいながら、現在まで多数の空包や空薬莢、ドラム缶など米軍のものと思われる廃棄物が発見されています。そればかりか米軍が返還地に不当に進入し、銃弾を用いた訓練を実施しているとすれば、日本の「主権」とは一体何なのでしょうか。

米軍ヘリ 北部訓練場返還地に着陸
9月4日午後3時頃、北部訓練場返還地を離着陸する米軍ヘリ

 以下、手交した要請書です。

   要  請  書

 平成二十八年十二月、沖縄県東村および国頭村にまたがる米海兵隊演習場「北部訓練場」の一部、約四千ヘクタールが米国政府から返還されました。

 これをうけて沖縄防衛局は、一年程度の時間をかけ、返還地に残置された米軍の廃棄物などについて調査し、撤去を行った上で、平成二十九年十二月に地権者に土地が引き渡されました。

 しかし、それ以降も返還地では、米軍のものと見られる銃弾の空包や薬きょう、ドラム缶など多数の廃棄物が発見されています。これら廃棄物はその都度、発見者が沖縄県警や沖縄防衛局に通報し、それらの機関が回収、撤去しています。

 返還後も発見される米軍の廃棄物の問題は、沖縄地元紙などでも報じられている他、最近では返還地が世界自然遺産登録の推薦区域となっていることから、環境問題としても問題視されており、国会質疑などでも取り上げられています。

 そうしたなか、先月二十九日、北部訓練場返還地のうち国頭村安田のLZ─1といわれるヘリパッド跡において、米軍のものと見られる未使用弾が多数発見されました。また中身が残っているなど食事後に廃棄したばかりと見られる野戦食の袋も発見されました。

 なお、発見者は、今年七月にもLZ─1ヘリパッド跡に立ち入っており、その時点では未使用弾も野戦食の袋も廃棄されていなかったことを確認しています。

 同じく返還地の国頭村安田のLZ─FBJヘリパッド跡においても先月十七日、多数の未使用弾が発見されています。

 先月四日には、LZ─FBJヘリパッド跡において、米海兵隊UH─1ヘリの離着陸が確認されています。米軍提供施設ではない返還地に米軍ヘリが離着陸するなど言語同断ですが、こうした状況を考えると、米軍は返還地に立ち入り、演習など何らかの訓練のために使用している可能性が考えられます。

 米軍が組織的に返還地に立ち入ったり、使用していないとしても、米兵個人が正当な理由なく返還地に進入し、火薬が充填されている未使用弾や野戦食の袋を廃棄することは、相応の法律に抵触する犯罪です。

 こうした状況を踏まえ、次の点を要請します。

  記

  1. 北部訓練場返還地への米軍の立ち入り、使用について適切な調査をすること。
  2. 北部訓練場返還地における米軍の廃棄物について、あらためて調査し、撤去など必要な措置を取ること。

  以上

 速やかなる対応をお願いします。

 なお、請願法に基づく本要請書の手交のため、内閣府へ事前にアポイントなどの連絡をしたところ、内閣府の担当者は「内閣府に沖縄を担当する部署はない」と要請書の手交を無下に断ろうとしました。

 本要請書の内容は、外務・防衛・環境など複数の担当官庁にまたがる問題でもあるため、内閣に対して行うものであり、内閣府の担当者がこれを受け付けようとしなかったことは問題ではないでしょうか。

 そもそも内閣府としては、内閣総理大臣と沖縄および北方対策担当大臣が沖縄政策を担当し、さらにその下には沖縄政策担当の政策統括官および沖縄振興局などが存在するはずです。

 「内閣府に沖縄を担当する部署はない」と内閣府職員が市民に言い放つほど内閣府の沖縄政策に存在感がないのならば、それをまず改めるべきだと申し添えます。

 令和元年十月十七日

 花瑛塾 塾長  仲村之菊

 内閣総理大臣 安倍晋三 閣下

 なお、来月11月5日(火)13時、防衛省を訪れ、この問題について同様の要請書を手交するとともに、防衛省の見解と回答を伺う予定となっています。

令和元年10月14日 「出陣学徒壮行の地」記念碑見学

 秩父宮ラグビー場敷地内に建つ「出陣学徒壮行の地」記念碑を訪れました。

「出陣学徒壮行の地」記念碑

 先の大戦において、兵役法では中学校以上の学校在籍者の徴兵延期を認めていましたが、戦争の激化により下級将校が不足していったため、政府は昭和18年(1943)10月に徴兵延期制を廃止し、この年の年末には文系大学の学生など徴兵検査をおこなった学生約10万人が入営しました。

 徴兵検査に先立つ同年10月21日、明治神宮外苑競技場で「出陣学徒壮行会」が挙行されました。また各大学では、例えば國學院大學が10月14日、法政大学では15日など、21日までにそれぞれ壮行会が開催されましたが、このため壮行会から50年の平成5年(1993)、壮行会が開催された明治神宮外苑競技場跡(旧国立競技場)にこの記念碑が建立されました。

 学徒出陣によって下級将校となった学徒兵出身者たちは、陸軍士官学校や海軍兵学校出身の正規将校たちには差別され、古参兵からは軽く扱われるなど、日本の軍隊の非合理性や理不尽さに悩まされたといわれています。陸海軍特攻隊として搭乗した将校のうち半数以上が学徒兵出身の将校であり、学徒兵出身の将校は、将校のなかでも「消耗品」として使い捨てにされたということができます。

記念碑の説明文

 また先の大戦はじめ総力戦体制下では、兵力不足を補うため、植民地であった朝鮮、台湾からも当初は志願兵として、後に徴兵として兵力が動員された他、女性も少数ながら通信隊に動員されるなどしました。しかし政府は植民地出身者や女性の動員に消極的であり、むしろ学徒兵や少年兵を積極的に動員しました。特に少年兵はいわゆる予科練などが有名ですが、その他にも少年戦車兵や通信兵、海軍特別年少兵などが誕生し、15歳前後の少年兵が多数戦死しました。

 当初、少年兵には特殊な専門教育を施し、下士官として育てることが目的であり、家庭の経済事情などで上級学校に進学できなかった向学心のある少年が多数志願しましたが、結局は即席の兵士として前線に送られ、実戦に投入されたといわれています。彼ら少年兵を送り出した親たちは「子どもを戦争に駆り出しているようでは、この先どうなるか」と不安や疑問を感じていたそうです。

 「出陣学徒壮行の地」記念碑は、東京オリンピックの工事のため現在の秩父宮ラグビー場の敷地内に移っており、来年の今頃、新国立競技場が完成しオリンピックが終わった頃には、出陣学徒壮行会が開催された新国立競技場内に移転されているかもしれません。