平成29年7月7日 花瑛塾行動隊街頭行動

花瑛塾行動隊は7日、自民党本部前・首相官邸前にて、特異な日米地位協定の改正や沖縄に偏在する軍事基地の撤去・移設など、いびつな日米安保体制の見直しを訴えました。

日米行政協定を原型とする日米地位協定は、刑事裁判権を始めとする不平等性が指摘されています。米国はNATO加盟国など多数の国と地位協定を締結していますが、こうした不平等な内容を有し、さらに恒常的な協定は極めて限定的であり、日米地位協定の特異性は明白です。

さらに、在日米軍基地は日本各地に立地していますが、その大多数は沖縄県に集中しています。沖縄県に集中している理由が「抑止力」なるものを確保するための軍事的・地理的要請ではなく、沖縄県以外の都道府県に在日米軍基地を新設・移設できないという「政治的要請」だということは、元防衛大臣・森本敏氏が明言しています。

そして、在日米軍基地が沖縄県に集中している以上、不平等な日米地位協定の弊害が沖縄県に過度にもたらされることはいうまでもありません。

こうした構造の背景にある近代のいわゆる「琉球処分」や戦争と占領など沖縄県をめぐる政治情勢と、そこにおける「本土」なるものによる沖縄県への暴力的な位相をただしました。

平成29年7月7日 法政大学沖縄文化研究所総合講座「沖縄を考える」第13講

法政大学沖縄文化研究所総合講座「沖縄を考える」第13講「海人の暮らし 伊良部島の伝統漁法を追う」(講師:中村征夫氏)を聴講しました。

講師は世界各地の海を対象とする水中写真家として名高い存在ですが、講師が撮影した沖縄の海のサンゴ礁の写真を拝見し、サンゴ礁の生態などについての解説を拝聴しました。

また、沖縄県糸満市や宮古諸島・八重山諸島などのグルクン漁で盛んに行われた「サバニ」といわれる漁船を用いた追い込み漁の様子やそれに従事する海人の生き様、あるいは「糸満売り」といわれる貧しい家庭などで行われた漁師のもとへ子供を年季奉公に出す風習など、講師の撮影した写真をもとに沖縄の伝統漁法と海人について拝聴しました。

花瑛塾第9次沖縄派遣団

花瑛塾第9次沖縄派遣団は4日、沖縄県東村・国頭村に位置する在日米海兵隊演習場・北部訓練場(キャンプ・ゴンザルベス)前にて、1日から再開された着陸帯および関連工事へ疑問を投げかけました。

北部訓練場内着陸帯工事は昨年12月に竣工したとされ、過半が返還されましたが、実際は杜撰な突貫工事が行われたため補修が必要であり、米軍そのものが使用する状況にないと公言しております。

そうしたなか希少生物の営巣期間により重機などを用いた工事は休工となっていましたが、7月1日より各着陸帯、およびH地区着陸帯からG地区着陸帯を結ぶ進入路、G地区着陸帯と宇嘉川河口(含接続海域)を結ぶ歩行訓練ルートなどの工事が再開されました。

特にG地区着陸帯と宇嘉川河口を結ぶ歩行訓練ルートが完成すると、北部訓練場はオスプレイや舟艇を用いた陸海空一体の実戦的な演習が可能となり、基地負担の軽減どころか基地機能の強化=基地負担の増加をもたらします。

北部訓練場の工事再開に強く抗議します。

平成29年7月3日 北部訓練場工事再開抗議行動

花瑛塾行動隊は、防衛省本省前にて7月1日より再開された北部訓練場H〜G地区着陸帯進入路やG地区着陸帯〜宇嘉川河口歩行訓練路などの工事について抗議しました。

SACO合意により安波訓練場と接続水域が返還され、宇嘉川河口とその接続海域が新たに米軍に提供されることになりました。

北部訓練場は海に接していない訓練場でしたが、宇嘉川河口と東海岸への接続海域が米軍に提供され、宇嘉川河口とG地区着陸帯を結ぶ歩行訓練ルートが建設されることにより、宇嘉川河口にオスプレイで部隊が降り立ち歩行訓練ルートを進みG地区着陸帯へ進む、あるいはG地区着陸帯にオスプレイで部隊が降り立ち歩行訓練ルートを下り宇嘉川河口で舟艇に乗り込み脱出するといった、オスプレイを用いた陸海空一体の訓練が可能となります。

つまり北部訓練場着陸帯および関連施設の建設は、基地負担軽減どころか基地機能強化に他ならず、工事再開に強く抗議しました。

花瑛塾第9次沖縄派遣団

7月2日、「沖縄の市民が考えた犯罪防止計画発表会~2016年4月28日の軍属による女性強姦殺人死体遺棄事件を受けて~」(主催:ポジティブキャンペーン沖縄<ポキナワ>)に参加しました。

米軍犯罪の防止策について検討してきたポキナワですが、この日は日米の相互理解や互いの文化の学習、声がけや県による主体的な関与など、参加者による身近で具体的な米軍犯罪防止策の発表がありました。

参加者は幅広く、米軍犯罪の実態や防止などの対応についての意欲・関心の高さを感じました。

その後、沖縄県護国神社(沖縄県那覇市)を参拝しました。

花瑛塾第9次沖縄派遣団

沖縄本島最北端・辺戸岬にて「祖国復帰闘争碑」を見学しました。

この碑は76年に沖縄県祖国復帰協議会により建立されたものであり、いわゆる72年沖縄復帰とともに固定化した在沖米軍基地という問題について問うものです。

碑文には「全国のそして全世界の友人へ贈る」と題してあり、沖縄における「復帰」「平和」への複雑かつ壮絶な想いを、まさに全国と全世界の友人に読んで欲しいと思いました。

同時に、辺戸岬は奄美諸島との境界でもあり、52年まで米軍施政下にあった奄美諸島の歴史もまた振り返る必要があると思いました。

道中、ヤンバルクイナに遭遇し、やんばるの森の豊かな自然を感じました。

花瑛塾第9次沖縄派遣団

7月1日、北部訓練場着陸帯および歩行訓練ルートや進入路などの関連施設の工事再開を迎え、早朝にN1表ゲートの状況を確認し、メインゲート前にて抗議行動を展開しました。

ノグチゲラなど希少生物の営巣のため音の鳴る工事が休工となっていた北部訓練場での着陸帯建設工事ですが、工事再開の1日を前に、N1表ゲートに機動隊が集結し、パイロンが設置されているという情報が飛び交い、実際に1日には工事車両が出入りし、機動隊が抗議の市民を排除するなど騒然となりました。

1日以降の主な工事は、転圧不足により水がしみ出し、のり面が崩落したといわれる着陸帯や、安波訓練場の返還により米軍に提供された宇嘉川河口とG地区着陸帯を結ぶ歩行訓練ルート、およびH地区着陸帯とG地区着陸帯を結ぶ進入路の工事と思われます。政府は昨年12月、着陸帯および関連施設工事は竣工したと公表しましたが、実際は杜撰な突貫工事であり、米軍自身が使用できる状況にないと表明するなど、各所で補修が必要となっています。

なかでも注目したいのは、G地区着陸帯と宇嘉川河口を結ぶ歩行訓練ルートの工事です。過去に公表された米軍資料や真喜志好一氏などの指摘に明らかな通り、歩行訓練ルートが設置されることにより、オスプレイで宇嘉川河口へ上陸しG地区着陸帯を目指す、または逆にオスプレイでG地区着陸帯に降り立ち歩行訓練ルートで宇嘉川河口へ向かい舟艇で脱出するといった陸海空一体の訓練が可能となります。政府は着陸帯建設により基地負担が軽減されるといいますが、実際は基地機能の強化であり、基地負担のさらなる押し付けといわざるをえません。

K9・K1護岸など埋立工事が進む辺野古新基地には、オスプレイの配備が計画されています。辺野古に駐機するオスプレイが飛び立ち、北部訓練場で陸海空一体の戦闘訓練が行われることを意味し、辺野古と高江は一対の問題であるといえます。

辺野古新基地建設はもちろん、北部訓練場着陸帯および関連施設の工事再開は絶対に許されません。

平成29年6月30日 法政大学沖縄文化研究所総合講座「沖縄を考える」第12講

法政大学沖縄文化研究所総合講座「沖縄を考える」第12講「琉球古典音楽の特性」(講師:ロビン・トンプソン氏)を受講しました。

「かぎやで風節」「仲風節」「伊野波節」を対象に工工四といわれる楽典や多くの琉球古典音楽に共通する歌持ちといわれる前奏のようなもの、絃声一如といった西洋音楽には見られない琉球古典音楽の特性について、講師の実演や演舞の映像を交えて拝聴しました。

琉球の三線は大陸の三弦をルーツとし、三線が本土に伝わり三味線になったといわれており、その独自性とともに東アジア全体の音楽文化という共通性も視野に入れる必要性があると思いました。

平成29年6月29日 人文研アカデミー2017 『人種神話を解体する―「血」の政治学を越えて』出版記念 連続セミナー@東京

人文研アカデミー2017 『人種神話を解体する―「血」の政治学を越えて』出版記念 連続セミナー@東京(主催:京都大学人文科学研究所、科学研究費基盤研究(S)「人種のプロセスとメカニズムに関する複合的研究」)に参加しました。

このセミナーは、川島浩平 竹沢泰子編『人種神話を解体する 3 「血」の政治学を越えて』 (東京大学出版会、 2016年)  の出版を記念する連続セミナーの一つで、既に『人種神話を解体する 1 可視性と不可視性のはざまで』、『人種神話を解体する 2 科学と社会の知』が刊行されています。

セミナーでは人種神話を解体する 3 「血」の政治学を越えて』 第2章「1930年代の映画が描いた「混血児」とその「母」」を執筆した高美哿氏(法政大学)、および第4章「人種化される欲望―「沖縄」をめぐる映画的想像力の一考察」を執筆した菅野優香氏(同志社大学)が講師として、それぞれ講演されました。

高美哿氏より昭和初期の日本映画「港の日本娘」「からゆきさん」における「混血児」の表象について、菅野優香氏より三池崇史監督映画「BLUES HARP」に描かれる人種やセクシュアリティと沖縄について伺いました。

花瑛塾第9次沖縄派遣団

花瑛塾第9次沖縄派遣団は28日午前、沖縄県国頭村・東村に位置する北部訓練場(キャンプ・ゴンザルベルス、ジャングル戦闘訓練センター)メインゲート前にて、同訓練場の基地機能を強化するヘリパッド建設とオスプレイ離発着訓練の固定化へ抗議しました。

政府は昨年12月にヘリパッド建設が竣工したと強弁し、北部訓練場の過半が返還され、基地負担が軽減したといいますが、杜撰な突貫工事により赤土流出など被害が出ており、ヘリパッドののり面の崩落なども起きています。

現在は希少生物の営巣期間であり、音の鳴る工事など大規模工事は休工となっていますが、7月1日より工事再開が予定されています。

28日午後、古琉球三山の一つ北山の今帰仁城址(沖縄県今帰仁村)を見学しました。遺構は石垣のみですが、2箇所に御嶽があり今でもノロが祈願に参るそうです。水利の悪さからノロが雨水を用い祭祀をした場所もあり、今帰仁・運天港・伊平屋伊是名という琉球の神話伝承とノロ祭祀の地域性について考えさせられました。