未分類

令和元年11月23日 花瑛塾第21次沖縄派遣団(魂魄の塔、トークイベント「恋しうちなぁ~うちなんちゅになりたくて、なりきれない心~」)

 花瑛塾第21次沖縄派遣団は23日、糸満市米須に建立されている「魂魄の塔」を参拝し、沖縄戦の全ての犠牲者を慰霊・追悼しました。

魂魄の塔

 「魂魄の塔」は、米須周辺に移住させられていた旧真和志村の住民が、付近に放置されている沖縄戦での戦没者の遺体・遺骨を収容し埋葬した地に建立された慰霊の碑です。後に遺骨は国立戦没者墓苑に移されますが、現在でも沖縄戦の戦没者を慰霊する象徴的な慰霊碑です。

 「魂魄の塔」参拝後、那覇市牧志のレストラン Punga Ponga で「恋しうちなぁ~うちなんちゅになりたくて、なりきれない心~」と銘打って開催されるトークイベントにお招きいただき、お話しいたしました。ご来場の皆様に御礼申し上げます。

トークイベントの様子

 沖縄を複数回訪れ、沖縄の民俗や宗教、歴史を研究し、多くの沖縄の人々と交流した折口信夫は戦後、沖縄戦により壊滅的な状態に陥りながら、全く本土との連絡が途絶えてしまった沖縄を憂い、「沖縄を憶ふ」との一篇の文を執筆していますが、沖縄の基地負担など私たちも現在進行形の沖縄の犠牲や負担についてよく意識し、沖縄を思い続け、恋し続けていきたいと思います。