千葉県の山武郡市広域行政組合消防本部に配備されている中型水陸両用車「レッド・バスティオン」を見学しました。
レッド・バスティオンはキャタピラを備えた救助車両で荒れ地や泥濘地でも走行できるとともに、スクリューを備え水上も航行できる中型の水陸両用車輛です。今年10月の千葉県での豪雨などでレッド・バスティオンが出動し、救助救援活動にあたったそうです。
似たような救助車両で「レッド・サラマンダー」というものがありますが、レッド・バスティオンはレッド・サラマンダーのいわば小型版です。バスティオンとはすなわち「砦」の意味で、救助救援の「最後の砦」となる決意と覚悟を表現して名付けられたそうです。
レッド・バスティオンは総務省消防庁が購入し、現在、山武郡市広域行政組合消防本部と徳島県の板野東部消防組合消防本部に配備されています。
山武郡市広域行政組合消防本部を訪問すれば誰でも無料で見学ができ、運が良ければ乗車することも可能です。
人々の暮らしを脅かすオスプレイやF35Bなど米国製の兵器よりも、こうした人の命を救う車両・器具に多くの予算をつけて購入・配備するべきではないでしょうか。