花瑛塾行動隊は昨日に引き続き6日も、政府・沖縄防衛局による辺野古新基地建設に関する辺野古沖埋立てのため、名護市安和の琉球セメント桟橋を使用した違法な土砂積込・搬出について、首相官邸周辺で抗議の声をあげました。
琉球セメント桟橋については、設置完了の届出がなされておらず、沖縄県が立ち入り検査を求めています。通常であればその間は作業を行わないはずですが、沖縄防衛局は法令解釈の変更と手続きの踏み倒しに終始し、台船への土砂積込・搬出を強行しています。沖縄防衛局の違法な作業に多くの市民が抗議の声をあげており、この日はカヌーを利用した抗議の市民が台船の出航を3時間も阻止したといわれています。
辺野古新基地とは、違法作業を行ってまで建設しなければならないものなのでしょうか。辺野古新基地について普天間飛行場の移設・代替施設といわれていますが、安倍首相ご自身が普天間飛行場の移設先が辺野古である理由について「本土の理解が得られないため」と国会答弁しています。つまり普天間飛行場の移設先は本土でも構わないが、反対の声が強いだろうから辺野古につくる、と明言しているのです。これについては中谷元防衛大臣や森本元防衛大臣も同様の発言をしており、辺野古に新基地を建設しなければならない軍事的・地理的必然性は存在しません。
そうであるならば多くの市民の声を圧殺して違法作業を繰り返すのではなく、本当に普天間飛行場の移設先が必要なのか、必要だとしても辺野古でなければならないのか、政府はあらためて検討するべきです。
内閣府下交差点付近ご通行中の市民の皆様には大きな音でお騒がせをしていますが、7日も引き続き抗議行動を行う予定です。