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平成29年4月22日~25日 花瑛塾第7次沖縄派遣団

4月22日から25日まで、花瑛塾第7次沖縄派遣団が現地を訪れ、23日、24日、25日と3日間活動を行いました。

23日、那覇市に鎮座する沖縄県護国神社を参拝した後、豊見城市にある海軍壕公園を訪れました。ここには沖縄戦時、海軍の司令部がありましたが、琉球王国時代にも海岸に面している地形から、船の入港を知らせる施設があったといわれています。

その後、沖縄県北部の本部半島に位置する本部町を訪れ、日本人の母親と米兵の父親を持つ方から、自身の半生など様々なお話を伺いました。また東村高江にてヘリパッド建設が進められている北部訓練場の状況を確認した上で、住民の方から現状を伺い、基地問題など様々なことを話し合った他、やんばるの森と海を案内していただきました。

24日、コザ(沖縄市)を訪れ、街の方々に72年沖縄返還前後の沖縄パスポートや基地内の墓地についてお話を伺いました。沖縄ではシーミー(清明祭)という沖縄の伝統行事があり、先祖の墓に親族で訪れ食事をするなどしますが、沖縄戦以降私有地に米軍基地ができたため、基地内に墓地があり、基地に入って墓参を行うといった現状があります。

その後、沖縄市戦後文化資料展示室を訪れ、ベトナム戦時、沖縄から戦場に向かう米兵や当時の沖縄の様子を拝観しました。その他、コザにある慰霊碑や糸満市にある平和創造の森公園を訪れました。平和創造の森公園では、沖縄戦で犠牲となった方々を慰霊する慰霊塔が自治体毎や団体毎に多数建立されており、特に訪れた「ひろしまの塔」では千羽鶴を献じる台が新設されているなど、いまなお慰霊は行われていることを実感しました。

25日、沖縄県立博物館・美術館「沖縄本土復帰45年特別展’写真家が見つめた沖縄1972-2017’」を観覧しました。沖縄の若手写真家が写し出した沖縄「返還」の1972年から現在に至るまでの沖縄の様々な風景やシーンから、沖縄の伝統や文化を継承しようとする姿勢を感じました。この模様はテレビなどでも紹介されたようです。