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花瑛塾第14次沖縄派遣団⑤(辺野古沖・大浦湾のジュゴンの生態調査と今帰仁城見学)

 花瑛塾第14次沖縄派遣団は30日、普天間飛行場の「移設」と称する新基地建設が進む大浦湾・辺野古沖でジュゴンの生態調査をしている方からお話を伺いました。

 ジュゴンの生息域は沖縄が北限とされますが、昨年も古宇利島(今帰仁村)や嘉陽沖(名護市)で鳴音が確認されています。現在でも大浦湾の人間が近づきにくい深度の深い海中で昼寝などをしている可能性もあるといわれ、そのことは沖縄防衛局も認知しているとのことでした。

大浦湾と埋立工事が進むキャンプ・シュワブ

 辺野古沖・大浦湾で新基地建設が進めばジュゴンの藻場を奪うことになり、さらに騒音や海の形状がかわることによってジュゴンは近づき難くなります。天然記念物であるジュゴンはじめ、沖縄の貴重な自然と希少生物を守るためにも、辺野古新基地建設はただちに中止するべきです。

 その後、世界遺産に登録されている「今帰仁城跡」(今帰仁村)を訪れ、7月の台風7号で崩落した石垣を確認しました。

 石垣に番号を振るなど管理はされているものの、崩落箇所はいまだそのままの状態になっており、復旧の目処が立っていないとのことでした。今帰仁城は琉球王国成立以前の三山時代の山北(北山)王の居城であり、歴史的にもその形状の美しさからいっても名城であり、復旧が待たれます。

石垣が崩落した今帰仁城跡

 その後、有志で地方自治や運動のあり方などをテーマに意見交換しました。