未分類

花瑛塾第9次沖縄派遣団 北部訓練場工事再開抗議

7月1日、北部訓練場着陸帯および歩行訓練ルートや進入路などの関連施設の工事再開を迎え、早朝にN1表ゲートの状況を確認し、メインゲート前にて抗議行動を展開しました。

ノグチゲラなど希少生物の営巣のため音の鳴る工事が休工となっていた北部訓練場での着陸帯建設工事ですが、工事再開の1日を前に、N1表ゲートに機動隊が集結し、パイロンが設置されているという情報が飛び交い、実際に1日には工事車両が出入りし、機動隊が抗議の市民を排除するなど騒然となりました。

1日以降の主な工事は、転圧不足により水がしみ出し、のり面が崩落したといわれる着陸帯や、安波訓練場の返還により米軍に提供された宇嘉川河口とG地区着陸帯を結ぶ歩行訓練ルート、およびH地区着陸帯とG地区着陸帯を結ぶ進入路の工事と思われます。政府は昨年12月、着陸帯および関連施設工事は竣工したと公表しましたが、実際は杜撰な突貫工事であり、米軍自身が使用できる状況にないと表明するなど、各所で補修が必要となっています。

なかでも注目したいのは、G地区着陸帯と宇嘉川河口を結ぶ歩行訓練ルートの工事です。過去に公表された米軍資料や真喜志好一氏などの指摘に明らかな通り、歩行訓練ルートが設置されることにより、オスプレイで宇嘉川河口へ上陸しG地区着陸帯を目指す、または逆にオスプレイでG地区着陸帯に降り立ち歩行訓練ルートで宇嘉川河口へ向かい舟艇で脱出するといった陸海空一体の訓練が可能となります。政府は着陸帯建設により基地負担が軽減されるといいますが、実際は基地機能の強化であり、基地負担のさらなる押し付けといわざるをえません。

K9・K1護岸など埋立工事が進む辺野古新基地には、オスプレイの配備が計画されています。辺野古に駐機するオスプレイが飛び立ち、北部訓練場で陸海空一体の戦闘訓練が行われることを意味し、辺野古と高江は一対の問題であるといえます。

辺野古新基地建設はもちろん、北部訓練場着陸帯および関連施設の工事再開は絶対に許されません。