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平成29年9月10日 花瑛塾第10次沖縄派遣団

花瑛塾第10次沖縄派遣団は10日午前中、那覇市民ギャラリーで開催中の写真家・石川真生写真展「大琉球写真絵巻Part1~4」を鑑賞しました。

「大琉球写真絵巻」は、特に島津氏の琉球侵攻から明治政府のいわゆる「琉球処分」、そして沖縄戦と米軍の占領統治を経て現代までの琉球・沖縄の歴史や状況を、一般の人々がそれぞれのアイデアと思いをもとに表現し石川氏が撮影するものです。写真展は本日が最終日ということもあり、盛況でした。

その後、那覇市歴史博物館にて企画展「琉球・沖縄のイッピン~沖縄コレクター友の会展~」や特別展「水色地の紅型衣裳」、同「王家の宝刀」を鑑賞しました。企画展では喜名焼アンビンなど歴史的な陶芸品から本土復帰の記念切手などそれぞれの「イッピン」が展示されていました。また特別展では首里王府や尚家伝来の刀や冠、あるいは紅型と呼ばれる伝統的な染め物などが展示され、琉球の歴史と文化を知ることができました。

午後は、名護市の名桜大学で開催された名桜大学特別講座「私達は『誰が公共政策を決定すべき』と考えているのか―社会心理学“誰がなぜゲーム”から見えるもの―」を受講しました。

この講座は、中国の内モンゴルにおける草原管理や石垣市の新空港建設、あるいは名護市東海岸の護岸工事や基地建設などを具体例に、公共政策の実施に関する賛成・反対といった意思決定や共有財(コモンズ)の管理への参与をめぐる当事者性などについて、「地域住民」「一般市民」「行政」など各アクターが制度的基盤・認知的基盤などを通して行う正当性の承認・非承認といった社会的認知について、社会心理学の立場から検討するものであり、WWG(誰がなぜゲーム)と呼ばれるシュミレーション・ゲームによる正当性認知の変遷などを学びました。