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第2回Kaei Seminar「自衛隊沖縄配備のこれまでとこれからー愛国者は「沖縄と自衛隊」をどう考えるべきかー」

 30日、木川智(花瑛塾々長)を講師とし「自衛隊沖縄配備のこれまでとこれから─愛国者は「沖縄と自衛隊」をどう考えるべきか─」との演題でKaei Seminarを開催しました。

 現在、東西冷戦の崩壊と中国の海洋進出などいわゆる「中国脅威論」を背景とし、鹿児島・奄美諸島から沖縄・八重山諸島までの南西諸島への陸上自衛隊を中心とした自衛隊配備が進められています(いわゆる「南西シフト」)。また那覇空港を離着陸場とする航空自衛隊の増強や「日本版海兵隊」といわれる水陸機動団の創設とキャンプ・ハンセンへの配備計画が存在しています。

 自衛隊への国民的理解や信頼が高いことは紛れもない事実であり、それは沖縄においてもかわりはないですが、熾烈な沖縄戦の経験と重くのしかかる基地負担が存在する沖縄には、自衛隊に対する複雑な感情もあり、「南西シフト」に対する反対の声や手続き上の問題も指摘されています。

 そもそも米軍施政権下の沖縄で自衛隊はどのように位置づけられていたのか、沖縄返還とともに進められた自衛隊沖縄配備はどのようなものであったのか、不発弾処理など自衛隊の民生支援など、自衛隊沖縄配備の歴史的経緯を踏まえつつ、葦津珍彦の自衛隊論・国防論・反核武装論などを振り返り、自衛隊配備の今後についてどのように考えるべきか、講師からお話しがありました。

講演する講師と参加者