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平成30年9月13日 花瑛塾行動隊街頭行動

 花瑛塾行動隊はこの日、首相官邸・自民党・外務省周辺などにて、安倍政権6年におよぶこれまでの外交交渉について、その成果と反省の総括を求めました。

 安倍首相はみずからのことを「外交の安倍」などと自称しているそうですが、はたしてこれまでどのような外交的成果があったのでしょうか。敵対政策を続けた北朝鮮は、国際環境が融和ムードに傾き対北朝鮮外交は手詰まりとなり、日本は一気に対北朝鮮外交で孤立してしまいました。また日ロ首脳会談は通算22回におよびますが、目立った成果はありません。先日はプーチン大統領に平和条約締結を呼びかけられ、安倍首相は仕方なくにやけるばかりで何も言い返すこともできませんでした。

総裁選挙中の自民党本部

 「外交の安倍」の外交手腕の核心は、とにかく世界各国にお金を配ることであり、これまで莫大な金額の支援を各国にしてきました。もちろん支援を行うことは重要であり、無償支援であってもやる必要があればやるべきです。しかし「外交の安倍」を自称している以上、そこには何らかの見返りなど国益に資する結果があってしかるべきではないでしょうか。国内では増長していきがり、自国民には情け容赦なく強権を振るいながら、国際舞台では各国首脳に手玉に取られお金を巻き上げられながらも「外交の安倍」などと自惚れる姿は、安倍首相の性格の幼児性を如実にあらわしています。

 そして西日本豪雨災害や大阪を中心とした台風災害、北海道の震災など大規模な自然災害が立て続けに発生していますが、これに関する予算措置があまりに過少であり、ある種の「棄民」のような様相を呈しており、ただちに大規模な補正予算の編成と臨時国会の召集を求めました。

安倍外交なるものの実務を担う外務省

 またこの日は沖縄県知事選挙告示日ということもあり、辺野古新基地はじめ沖縄の基地問題と日米安保条約・日米地位協定の改定など、沖縄に関する諸問題について訴えました。

 安倍首相は「辺野古新基地建設反対」を掲げて2014年に沖縄県知事就任した翁長雄志前知事との面会を長期間拒み、政府・与党の方針に抵抗する翁長前知事に問答無用の態度で臨みました。そして翁長前知事の訃報に接した後も、けしてお悔やみの言葉を述べようともしません。翁長前知事逝去の4日前に亡くなった俳優の津川雅彦氏には、すぐにお悔やみの言葉を述べたにも関わらずです。自身に敵対する者の存在は徹底的に無視する大人気ない振る舞い。そこに見え隠れする沖縄への蔑視。こうした点にも、安倍首相の幼児性を感じます。

 私たちは沖縄県知事選挙に直接関わることはできませんが、どの候補者が知事に就任したとしても向き合わざるを得ない安倍首相のこうした根本的な沖縄政策と沖縄観に対し、あくなき追及を展開していくことで連帯していきたいと思います。