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平成30年12月12日 花瑛塾第16次沖縄派遣団⑦(北部訓練場返還地探索など)

 花瑛塾第16次沖縄派遣団は12日、沖縄県東村・国頭村に立地する米海兵隊北部訓練場メインゲート前において、昨日に引き続き語りがけを行いました。

北部訓練場メインゲート前でのアピール(撮影:宮城秋乃氏)

 辺野古新基地建設に関する辺野古沖への土砂投入が目前に迫っていますが、96年SACO合意に基づき新基地が建設される辺野古と、同じくSACO合意に基づきヘリパッドが建設され基地機能が強化された北部訓練場は、その本質において同一のものです。そして辺野古新基地が建設されれば北部訓練場は一体的に運用され、沖縄北部の基地負担が上昇することは目に見えています。

 実際に北部訓練場では今月21日よりオスプレイが離発着するためのヘリパッドを結ぶ進入路の舗装工事などが開始される予定となっています。伊江島でもF35B戦闘機が離発着する施設が建設されるなど、「本土」から沖縄へ、そして沖縄内部で中南部から北部へ、基地負担は移転・集中し、不可視化されつつあります。

 今後とも辺野古の問題とともに北部訓練場の問題も訴えていく予定す。

 北部訓練場メインゲート前でのアピール後、2年前に返還された北部訓練場の返還地をチョウ類研究者の宮城秋乃氏と探索し、米軍が廃棄したと思われるレーション(携行糧食)、瓶や缶、照明弾(信号弾か?)などを回収しました。

北部訓練場返還地で発見された米軍が廃棄したと思われる物品(撮影:宮城秋乃氏)

 沖縄防衛局は北部訓練場の返還地について、廃棄物の撤去と環境汚染の除去を行ったとしてますが、返還地を少し歩くだけで米軍関連の廃棄物や空包、薬きょうなどが発見されます。また返還地の水源近くではDDTが検出されるなど、返還されてなお米軍基地は人々を苦しめています。