京成大久保駅付近(千葉県習志野市・船橋市)にあった旧帝国陸軍騎兵第1旅団および第2旅団の司令部や同旅団隷下連隊の兵舎跡などを見学しました。
帝国陸軍騎兵旅団は日露戦争で活躍した秋山好古大将が旅団長をつとめ、奉天会戦などで活躍しました。また昭和20年(1945)2月19日に米軍が上陸して始まる硫黄島の戦いで指揮をとった栗林忠道中将も旅団長を務めました。そのためか旅団司令部跡に隣接する神社には栗林中将が揮毫した石碑などが残っています。
習志野は明治以降、これら騎兵旅団などの軍事施設が多数置かれ「軍郷」として発展しましたが、その裏面には習志野学校など毒ガス戦の研究と訓練の施設が置かれたり、関東大震災時には朝鮮・中国人の虐殺と関連する外国人収容所が置かれたという歴史もあります。