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【沖縄戦76年】「沖縄の戦争展」写真・資料展示会「沖縄戦展」(戦場体験放映保存の会、文京シビックセンター)

 18日、戦場体験放映保存の会による「沖縄の戦争展」の写真・資料展示会「沖縄戦展」を鑑賞しました。

「沖縄戦展」展示会場の様子

 「沖縄の戦争展」では、沖縄戦犠牲者の遺骨が混じっている可能性のある沖縄南部の土砂を基地建設のために使用してはならないと訴えている遺骨収容ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんを招いたウェブ講演会や、沖縄戦を実際に戦った元日本兵の方や白梅学徒隊として看護要員に動員された沖縄の女性から戦争体験を伺うウェブ茶話会、沖縄戦に関連する写真やガマなどから見つかった資料、沖縄戦体験者の証言をまとめたパネルなどを展示する「沖縄戦展」からなっています。

 写真・資料展示会「沖縄戦展」では、日米の激しい戦闘の様子やそれにより命を落とした犠牲者の遺体、あるいは捕虜となった兵士たちや収容された住民たちなど米軍が撮影した沖縄戦当時の写真が展示されているとともに、兵士や住民が逃れたガマを戦後に調査撮影した写真なども展示され、そこでは人々の衣服が米軍の火炎攻撃により炭化しガマに付着した様子など、凄惨な沖縄戦の現実が示されていました。

 また具志堅さんはじめ多くの人が今なお取り組んでいる沖縄戦の遺骨収容の様子を撮影した写真も展示されていました。

 展示されている写真を見ると、遺骨収容と聞いてイメージするような、遺骨がある程度骨格を保ったまま発見収容されることもある一方で、一見遺骨とわからなくなりながらもよく見ると細かく無数の遺骨が土砂に混じって発見収容されることもあり、慣れない者が簡単なチェックをして遺骨はなかったと判断し南部の土砂を基地建設に使用するようなことは絶対に避けなければならないことが理解できます。

遺骨収容の様子や土砂に混じった細かい遺骨など

 写真・資料展示会「沖縄戦展」は、文京シビックセンター1階にて今月18日から20日まで、ウェブ茶話会は19日と20日にネットもしくは文教シビックセンター近くの視聴会場にて視聴することができます。残念ながら具志堅さんの講演は終了していますが、展示会場で録画が放送されています。

 詳しくは以下の案内をご覧下さい。