【関東大震災98年】全震災犠牲者、虐殺犠牲者追悼─九月、東京の路上で、奪われた命、奪った命を忘れてはならない─

 大正12年(1923)9月1日、相模湾北部を震源とするマグニチュード7.9の大地震が発生しました。関東大震災です。死者、行方不明者は約10万人、建物の被害は全半壊あわせ約30万棟、焼失約40万棟といわれる未曾有の大災害でした。  また震災発生直後から朝鮮半島出身者はじめ中国人や社会主義者が「井戸に毒を入れた」「婦女を暴行した」「爆弾を仕掛けた」「武装蜂起した」といった悪質な流言飛語が飛び交い、軍 […]

令和3年8月23日 シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い

 昨年に続き、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催されたシベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集いに参列、献花黙とうしました。  76年前のこの日、スターリンの秘密指令により、満州などにいた日本兵らがソ連国内に移送された上で抑留され、シベリアやモンゴル、遠くはウクライナ、ベラルーシ、バルト三国などソ連勢力圏内各地で過酷な労働を強いられました。抑留者は男性兵士だけではなく、満蒙開拓で現地にいて、軍の看護業務などにつ […]

令和3年8月19日 「北一輝先生之墓」「二十二士之墓」墓参

 北一輝の命日の今日、泰叡山護國院瀧泉寺(目黒不動尊)にある「北一輝先生之墓」、および興国山賢崇寺にある二・二六事件の刑死者の墓「二十二士之墓」を参りしました。  北は昭和12年の今日、今から84年前の今日午前5時50分、二・二六事件の「首魁」とされ、弟子の西田税、元陸軍軍人の磯部浅一、同じく村中孝次とともに渋谷の陸軍刑務所内で銃殺されました。北の遺体は妻すず子らが引き取り、その日のうちに火葬され […]

76年目の8月15日「戦没者を追悼し平和を祈念する日」を迎えて

 昭和20年8月15日、今から76年前のこの日、昭和天皇みずからポツダム宣言の受託を国民に告げる終戦の詔書を読み上げる「玉音放送」がラジオ放送されました。  日本のポツダム宣言受託の旨は、連合国に対し既に8月10日に第一次受託通告がなされ、14日に最終受託通告がなされています。また陸海軍人へ降伏を告げる昭和天皇の勅語は17日に渙発されており、さらに正式な日本の降伏調印式は翌月9月2日に行われていま […]

令和3年8月7日 オンライン講演会「帝銀事件と日本の秘密戦 捜査過程で判明した日本軍の実態」(明治大学平和教育登戸研究所資料館)

 明治大学平和教育登戸研究所資料館2021年度帝銀事件関連企画オンライン講演会「帝銀事件と日本の秘密戦 捜査過程で判明した日本軍の実態」(講師:山田朗館長、明治大学文学部教授)を視聴、学習しました。  陸軍登戸研究所では、「秘密戦」といわれる日本軍の特殊作戦のための兵器開発や諜報謀略などに関する研究がおこなわれていました。具体的には電波兵器やレーダーの開発から偽札製造、風船爆弾の開発、盗聴器などの […]

【広島・長崎原爆投下76年】「核なき世界」の実現と被爆者、戦争被害者の救済に全力を

広島、長崎原爆投下76年  広島、長崎への原爆投下より76年を迎える。  昭和20年8月6日、米国は広島に原爆を投下し、約15万人もの人々の命を奪った。そして9日には長崎にも原爆を投下し、約7万3千人もの人々の命を奪った。奇跡的にも生き延びた人々や原爆投下直後より救護等で市内に入域した人々は、その後長期間にわたり原爆症といわれる放射線障害に苦しめられた。  また忘れてはならないことは、原爆により被 […]

令和3年8月3日 陸自部隊の在沖米軍施設への配備に関する行政文書の不開示決定(存否応答拒否)に対する不服審査への意見書の提出

 本年1月、陸上自衛隊水陸機動団の在沖米軍施設キャンプ・シュワブへの配備計画が報じられました。これをうけ私たちは、1月25日付で配備に関する検討等の行政文書を開示せよと防衛大臣に宛てて開示請求をしました。  ところが防衛大臣は、この開示請求について、対象文書の存在の有無を明らかにするだけで外国との信頼関係や率直な意見交換が損なわれるおそれがあるとし、3月29日付で対象文書の存在の有無を明らかにしな […]

靖国神社 第74回みたままつりに献灯しました

 靖国神社では毎年7月に「みたままつり」が開催され、祭典が執り行われるとともに境内には各界名士などが揮毫した雪洞や崇敬者による献灯が掲揚点灯され、靖国神社の御祭神をお慰めしています。昨年のみたままつりはコロナの影響で中止となりましたが、今年は第74回みたままつりとして無事開催の運びとなり、花瑛塾も例年通り献灯しました。  みたままつりは昭和21年7月、長野県遺族会の有志による境内での奉納盆踊りを契 […]

名古屋市での「私たちの『表現の不自由展・その後』」に対するテロを許さない

 名古屋市の市施設「市民ギャラリー栄」で開催中の「私たちの『表現の不自由展・その後』」(名古屋展)をめぐり7月8日、ギャラリーに宛てた郵便物をギャラリー職員が開封したところ、同封されていた爆竹が爆発するという事件が発生した。  郵便物には爆竹の他、名古屋展の中止を求める内容を記した紙片も入っていたとの情報もあり、事件が名古屋展を狙った“テロ”であることは明白である。  事件をうけ名古屋市は、名古屋 […]

令和3年7月4日 熱海市土石流災害支援行動

 静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流災害から一夜明けたこの日朝、避難所となっている市内の「いきいきプラザ」へ飲料水やマスクなどの支援物資をお届けにうかがいました。  現地へ到着した時点で行方不明者の捜索救助活動は再開されていたものの、二次災害の危険が伴うため土砂の撤去作業などは始まっておりませんでした。そのため土砂の撤去作業などもお手伝いしたかったのですが、やむなく支援物資の搬入後、撤収しまし […]